タレントのりゅうちぇるが9月9日、自身のインスタグラムを通じて、“重大発表”を告知。その翌日、10月に自己啓発本を発売することを発表したのだが、そのやり方に冷ややかな声があがっている。
りゅうちぇるは本の表紙とともに「!重大発表! 10月7日自己啓発本『こんな世の中で生きていくしかないなら』を出版させていただきます」と発表。「あなたを守ってくれないこんな世の中で、いつの間にか自分を大切にすることも出来なくなる事、あるよね。そんな方に愛を届けたくて、僕なりの言葉を、綺麗事ひとつ言わず、本に残しました」と本の趣旨を説明。最後に「皆さんに、僕の愛が届きますように」とコメントした。
インスタグラムには《心臓がバクバクして開くのが怖かったけどめちゃめちゃ嬉しい重大発表だった》《タイトル見ただけでもう読みたい》《早速、アマゾンで予約したよ ほんとに嬉しい!》などファンからの喜びの声が集まったが、ネット上では《この人に限らず芸能人の○○日の○○時に重大発表をしますは全く重大ではなくとてもくだらないことばかり。いちいち重大発表って言わなくていい》《「重大」の意味わかってるのかな? クソどうでもいいですね》《「自分にとって」重大発表だったオチ》など冷めた意見が続出した。
「芸能人の“重大発表”はハズすことが多いのが事実。最近では18年12月に人気デュオのゆずが『今後の活動について重要なお知らせがあります』と告知しましたが、フタを開けて見れば弾き語りドームツアー開催のお知らせだけで、一部ファンからは“意味深な発表告知をするな”と批判の声があがりました。19年7月には、TBSの安住紳一郎アナウンサーが司会を務める『ぴったんこカン・カン』で“大切なお知らせ”を行うと新聞ラテ欄やSNSで告知されましたが、これも安住アナが五輪放送の総合司会を務めるというただの告知でした。安住アナは後日、自身のラジオ番組で『よくないですよね。人の心をわざとざわつかせてみたいな』『本当に大事なことを伝えなきゃいけない時に耳を貸してくれなくなるからやめたほうがいい』など番組の姿勢を批判しつつ謝罪していました。そもそも“重大発表”かどうかは受け止める側が感じて決めるもの。発信する側がむやみに煽ると批判や炎上のもとになりかねません」(芸能記者)
ネットの声を見る限りではりゅうちぇるの発表は“重大”とまでは至らなかったようだ。
(柏原廉)