「うちの子はわがままで……」と悩んでいませんか? そんなときに気になるのが、子どもへの接し方です。子どものわがままには、いったいどう対処すればいいのでしょうか。
■「ダメ」「やめて」は言わない
オックスフォード大学 児童発達学博士である島村華子さんの著書「自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方」(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)によれば、子どもが何かしてはいけないことをした場合、緊急時ではない限り「ダメ」「それやめて」ではなく、「そうだったのね」「わかるよ」と、まずはわがままを受け止めることが大切なんだとか。
とはいえ、わがままを丸呑みするというわけではありません。「ダメ」と言う前に、子どもが何をしたかったのか、何を言いたかったのかを理解し、ありのままの子どもを受け入れた上で、手を差し伸べるということが大切なんだそうです。
つい「ダメ!」と言いがちですが、そうすると子どもは脅威を感じて戦闘モードに入り、フラストレーションが爆発しやすい状況になるそうですよ。
■子どもと和解関係を作る
教育者である山崎房一さんの著書「子どもを伸ばす魔法のことば やさしさと強さをはぐくむために」(PHP研究所刊)によると、成長というのは親子のキャッチボールで成り立つものなんだとか。子どもはお母さんが与える絶対的な愛情を頼りに少しずつその小さな命を膨らませ、成長へと向かわせる勇気と努力を培います。そのためにまずは、子どもと和解関係を作ることが重要なんだそうですよ。
子どものわがままに毎日イライラしてるという人もいるはず。そんな人にとって、ヒントになりそうですね。