宅配サービスを敬遠する潔癖症なタレントも存在する。お笑い芸人の今田耕司は6月18日放送の「櫻井・有吉 THE夜会」(TBS系)に出演した際、出前の利用を止めようと決心したエピソードを振り返り、物議を醸すことに。
この日、今田は“夜会ハウス”にて、自慢のハイボール作りを進め、コロナ禍で手料理をするようになったと明かすと、モデルのみちょぱから「出前とかしないんですか? ウーバー(イーツ)的な」との質問が。これに今田は「夏、ものすごい暑い時に汗だくの汚い配達している人を見た時に『イヤやな』って思って」と答え、有吉弘行も「めっちゃわかります」と共感。続けて、今田は「たぶん、(配達先の部屋が)わからなかったと思うねん。目がバキバキに決まってて」と配達員の様子を振り返り、以降は利用を止めたのだという。
「今田は、かねてより超潔癖症なことで知られています。自宅の部屋は常に隅々まで掃除が行き届いており、後輩を呼んで鍋を振る舞う際にも、一滴でも汁があふれていないかを徹底的に監視するほど。それだけに、汗だくの配達員を嫌がるのもわかりますが、番組内での今田の発言にはネットで賛否が分かれる事態となりました。『事実なんだから配慮など必要ない。実際、配達員は店舗との雇用関係がなく、責任の所在も曖昧。衛生管理の教育などもないしね』『今田さんは何も間違ってない。口に入れる物を、手洗いもしてない不潔な格好で持ってこられても食べる気にならないのは当たり前』『俺もウーバーイーツは頼まない。理由は一緒』とする擁護派から、『届けてくれた人のことをそんなふうに言うのはおかしい』『テレビで話すなら、もっと言い方をマイルドにしてほしかった』『暑い日に汗をかくのは当たり前では?』などの声も。実際にウーバーイーツで配達員として稼働している人からすれば、決して気持ちのいい指摘ではなかったでしょうが、今田はあくまで“自分が利用しない理由”を述べるのみに留まっており、それほど大きな炎上案件とはなりませんでした」(テレビ誌ライター)
口に入れる飲食物を取り扱うサービスであるウーバーイーツを巡っては、様々な価値観が存在することから、今田の考え方もまた、一つの価値観として尊重されることとなったようだ。
(木村慎吾)