「妻、小学生になる。」(TBS系)に出演している子役・毎田暖乃(まいだのの)の演技について1月27日、ニュースサイト「日刊ゲンダイDIGITAL」が“芦田愛菜超え”と報じている。
同記事によると、毎田は20年のNHK連続テレビ小説「おちょやん」で杉咲花が演じたヒロイン・千代の子ども時代を演じたことで一躍有名に。同ドラマ後半では千代の養女・春子役としても再登場し、全く違う演技を見せていたが、今回の「妻、小学生になる。」ではその評価を大きく上回る演技を見せているという。
今回、毎田が演じているのは石田ゆり子演じる主人公の妻・貴恵が生まれ変わって10歳の小学生になるという、見た目は子どもでも中身は大人の女性という難役。子どもが子どもを演じるならまだしも、経験したことのない年齢のたたずまいや言葉遣いを表現する必要があり、それをみごとにこなしているのだ。
そこで思い出されるのは2010年のドラマ「Mother」(日本テレビ系)。当時5歳で出演した芦田愛菜の演技は“天才子役”と大絶賛されたことを紹介しつつ、ネットでは「芦田愛菜超え」という声もあるという。
しかし、その記事に対してネット上では《愛菜ちゃんには愛菜ちゃんのよさがあり、暖乃ちゃんにも暖乃ちゃんのよさがある》《芦田愛菜さんと比較する必要はないです。どちらも素晴らしい役者さんだと思います》などの反論も。
「俳優という仕事は1位を競うものではありませんから、比較するのはおかしいと感じた人が多かったようです。芦田はドラマ『Mother』のオーディション時、脚本を担当した坂元裕二氏が一目見て『あ、あの子だ』と思うほどのオーラを発していたことから選ばれました。毎田についても『妻、小学生になる。』のプロデューサー・中井芳彦氏が明かしたところによると、オーディションを約2年間続ける中で最終日に毎田と出会い、スタッフ一同『この子しかいない』と感じたそうです。どちらも演技力はもちろん選ばれる“何か”を持っているということでしょうね」(芸能記者)
いつか2人の共演を見てみたいものだ。
(柏原廉)