プロ野球選手・ダルビッシュ有の妻で、元レスリング世界女王の山本聖子氏が2月6日に自身のツイッターアカウントを更新し、スキージャンプの高梨沙羅選手に対する“メイク批判”に反論した。
現在開催中の北京五輪に日本のエースとして参戦中の高梨をめぐっては、一部からメイクをすることへの批判が出ており、「メイクをしている暇があったら練習しろ」などといった厳しい指摘が散見。
山本氏は6日、この批判の存在を疑問視し、「高梨沙羅へのメイク批判は正当か?」と銘打たれたニュース記事を引用しながら、「見る所そこじゃない。お化粧なんて中学生でも始めるでしょ。なぜ成人のアスリートはしちゃダメなの?笑」と反論。自身の体験談として、「そういえば高校生の時のほうがお化粧頑張っていたな、私。まつ毛の上がり具合が命でした。笑」と振り返り、「そんな批判書く前に、もっと目を向けるべきことがあるはず。そんな人ほど自分に集中しましょう」と呼びかけた。
また、高梨へのメイク批判については、具体名こそ挙げていないものの、モデル・益若つばさも2月7日に「メイクやスキンケアファッションを取り入れると、鎧を着たような少し強くなれたような気がして、自分を昨日より好きになれる。アスリートの方も、普段やる事多くて忙しい方も男女年齢問わず全人類好きに変身して自分を楽しんでもいいと思う。すっぴんダル着だと誰にも会いたくないし猫背だから不思議」とツイート。どんな立場の人であっても、メイクをすることで日々のファッションなどを楽しむべきだと主張した。
「山本氏や益若のツイートに対して、ネット上には『ごもっともです』『すっぴんで会社に行かないのと同じ感覚だと思うけど』『メイクする時間があれば練習しろという言葉はあり得ないし、私達が思う以上に練習して努力されていると思います』『乙女心。世界中に配信されると思うと、私は馬でもいいから仮面を被りたいくらい』『試合ともなればギャラリーも増えるし、年頃の女の子なら普通の感覚』『そんなくだらないことを批判してる人の意見に耳を貸す必要はない』『しっかり結果も残してるし、メイクして何が悪いのか?』と支持する反応が大半に。やはり、アスリートであっても、大衆の前に立って世界中に配信される以上、メイクをして身だしなみを整えるのは普通のことだと考える人が多かったです。
また、X JAPAN・YOSHIKIも2月6日に更新したツイッターで、ハッシュタグに高梨沙羅の名前を添えた上で、『メイクするのは個人の自由 モチベーションが上がるし、いいと思います。ロックバンドやってる俺達でさえ、過去に“そんな暇あったら楽器練習しろ”ってよく批判された。選手の皆さん応援しています。頑張ってください!』とエール。3万9000ものイイネを集めています」(テレビ誌ライター)
2月7日のスキージャンプ混合団体では、ジャンプ後に失格という残念な結果となってしまった高梨選手。ぜひとも今シーズンの残りの大会で、鬱憤を晴らす華麗なジャンプを見せてほしいものだ。
(木村慎吾)