一時期ブームになった“糖質オフ”。今でもダイエットや健康法のひとつとして取り入れられています。そんな中、糖質オフを実践したものの「空腹に耐えられずに断念した」という声をよく聞きます。いったい、どうしてなのでしょうか。
わたしたちの編集部と医師の水野雅登さんによる「わたしたちの『糖質オフ』 人気インスタグラマーが実際に痩せたおかず80と体重記録」(マイナビ出版刊)には、糖質オフの食事は人により異なりますが、だいたい1食あたり糖質20gに抑えれば、血糖値の上昇を防ぐことができると書かれています。
そして、継続すれば効率よく脂肪を燃焼することができるのだとか。ちなみに、糖質オフでは血糖値の上昇がないため、通常は血糖値が下がることで感じる空腹を感じることがなく、空腹感と戦うことはないそうです。それなのに、なぜ糖質オフダイエットによる空腹でツラい思いをする人がいるのでしょうか。その場合は2つの原因が考えられるそうです。
それは、まず糖質オフの生活を始めて間もないうちは食べても血糖値が上がらないので、糖をたっぷり摂ったという満ち足りた感じが味わえないから。こういうときは、たんぱく質と脂質たっぷりの食事を続けると空腹感は減るそうです。
もうひとつは鉄分不足。鉄分不足になると変わった物が食べたくなり、食欲が満たされにくいようです。鉄分を摂り始めると「食欲がおさまった」という患者さんは多いのだとか。日頃から食欲に悩まされているなら、鉄分不足を疑ってみるのもいいかもしれません。
また、糖質オフで空腹感がきたら、コップ1杯の水を飲んでみるのもいいようです。それで空腹がおさまったら、血糖値の乱高下が原因のニセの食欲かもしれません。
いかがでしたか? 糖質オフダイエットを実践するときにはぜひ参考にしてみてくださいね。