女優の倉科カナが、5月21日放送の番組「サスティな!」(フジテレビ系)にて、お風呂に対する切実な思いを口にした。
この番組は倉科のほかに俳優の神尾楓珠、タレントのSHELLYがMCを務める情報番組。この日は「お家時間を楽しみたい」というニーズにより、売り上げが40%も増えたという人気バス用品メーカー「LUSH」のバスボムの特集が行われた。神尾はこの商品を使ったことがないと告白。倉科とSHELLYが驚くと「そもそも僕、湯船に入らないから」と説明。それを聞いた倉科は「湯船につからないと回復しないんだよ!」と真剣な面持ちで熱弁をふるったのだ。
倉科がそう語るのには理由がある。日頃からその美肌が注目を浴びているが、彼女の美容法が入浴と大きく関係しているからだ。
「2015年に配信された『VOCE』のインタビューで、その美しさの秘訣について『太ったとしても、岩盤浴やお風呂で汗をかき、ストレッチして日本舞踊に行く。これでなんとかなる気がするので、悩みません(笑)』と語っています」(女性誌記者)
倉科は、昨年取材を受けた「サンスポ」のインタビューで、2009年に主演した朝ドラ「ウェルかめ」(NHK)での撮影について触れ、「セリフを覚えるのも大変でした。ベッドの上で覚えると寝ちゃったりするので、お風呂で覚えていました」と語っている。倉科にとって風呂は、役作りのために最も集中できる場所であるようだ。さらに、女優仲間との大切な“コミュニケーションツール”でもあるという。
「2017年公開の出演映画『3月のライオン』の完成披露試写会では撮影前に子役を務めた新津ちせと『モモ(新津の役名)をお風呂に入れて、(モモを風呂から)上げてひな(清原果耶)に着替えさせてもらって、その間に私は体を洗って』と語りました。また、共演した清原も同映画の舞台挨拶で『撮影に入る少し前に、倉科さんとちせちゃんと、実際に撮影したお家でお泊まり会をしたんです。(中略)一緒にお風呂に入って、みんなでお布団で寝てというのをさせてもらって。役作りにかなり影響が出てるような気がします』とコメントしています」(週刊誌記者)
美容はもちろん、共演者との絆を結ぶ場としても風呂を大いに活用していた倉科。「サスティな!」で神尾に風呂の重要性を訴えたのも、そんな彼女の風呂に対する熱い思いからなのかもしれない。
(窪田史朗)