「自分で自分を肯定的に受け入れられる」気持ちのことを、“自己肯定感”といいますが、これが低過ぎると自分に自信がなくなって恋愛にもマイナスの影響が……。実はこの自己肯定感、未婚女性のほうが低いようなんです。
■未婚女性が既婚女性より自己肯定感の低いワケ
日本リレーションシップ協会が20~40代の女性2000人を対象に実施した『自己肯定感に関するアンケート』によると、すべての年代で既婚女性よりも未婚女性のほうが自己肯定感は低かったそうです。未婚女性は「相手から選ばれていない……」という気持ちが強いため、自己肯定感が下がる傾向にあるようです。
■婚活で自己肯定感が下がるのはなぜ?
“婚活疲れ”という言葉をよく耳にしますが、婚活を長く続けても結果が出ていない人は、何度も“相手から否定される”経験をしていることになります。人は「相手から認められたい」という承認欲求を持っているものですから、この“選ばれない状態”が長く続くのは、精神的にもかなりツラいことが分かりますよね。こういう人は「相手から選ばれなければ……」と受け身な状態になり、ますます恋愛がうまくいかなくなるというワケです。
■婚活の負のスパイラルから抜け出すには?
恋人や結婚相手が欲しくて婚活をしているのに、結果的に恋愛がうまくいかなくなってしまう……。そんな“負のスパイラル”から抜け出すにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは、自己肯定感を上げるために、自分のよいところを再認識することが重要です。自分自身で得意なこと、長所などを書き出してみてもいいですし、友だちに褒めてもらうというのも効果的。その上で、選択肢を広げてみるのもひとつの手ではないでしょうか。例えば、「絶対に結婚しなければならない」という気持ちに向き合ってみたり、結婚相手に求める条件を変えてみたりするとよいですね。
自分で自分のことを認めるのってなかなか難しいですが、自信がある人のほうが輝いてみえます。自分が好きなこと、得意なことをすることで、自己肯定感を上げると恋愛もうまくいくかもしれませんよ。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。