新卒向け就職情報サイト「就活の教科書」が昨年5月に公開した「【底辺職とは?】底辺の仕事ランキング一覧」という記事が、先月末になって「職業差別を助長する」と炎上。7月1日放送の「めざまし8」(フジテレビ系)にコメンテーター出演したお笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーの見解に拍手が起きているようだ。
問題のネット記事には、「底辺職」として12種の具体的な職業が列挙され、その職業がなぜ「底辺」とされるのか等の理由が書かれていた。そのランキングの最後には「世間一般的に言われている底辺職について解説しましたが、何を底辺職と呼ぶのかは人それぞれです」とある。
「ネット上には『この最後の一文が責任逃れにしか見えないし火に油を注いでる』『ランキングよりもたちが悪い』といった声が数多くあがっています。カズレーザーは『人気の職業ランキングというのが発表されていて、年収ランキングというのも統計として現実に存在してて、このランキングと鏡合わせの情報っていうのは普通に巷にあふれていて。なんでこういうちょっとバカなラベリングをしたのか、目的がまずわかんない』と指摘してから、『このランキングはもちろん批判して然るべきだと思うんですけど、現実的にこういったランキングに入っている職業、指定された職業の賃金とかを上げる方法を考えたほうがいいんじゃないかなって思いますね』とさりげなく提案しました。
そのため『この人はいつも利発』『カズレーザーの御意見はハズレがない』『敵を作らずに説得するのが上手』『本当にいいこと言う。地頭も人間性もよさそう』といった声があがっています」(女性誌記者)
夏場に日雇いの現場仕事をして食いつないでいたことがあると明かしたカズレーザー。「必要な職業だっていうのは大事なんですけど、必要な職業ならもうちょっと手を差し伸べるべきじゃないのと思います」という言葉が、国のお偉いさんたちの耳にも届くといいのだが。