伊東市・田久保市長「学歴詐称疑惑」で気になるネット販売「ニセ卒業証書」の衝撃価格!
今年6月から静岡県伊東市議会で追及が続く田久保真紀市長の「学歴詐称疑惑」。発端となったのは市議全員に届いたという怪文書の存在だ。
市の広報誌に「東洋大学法学部卒業」と記載していた田久保氏だが、その文書には「東洋大卒とは何事だ。彼女は中退どころか除籍だったと記憶している」と記されていたという。その後、卒業証書の提示を求めた中島弘道議長に対し、田久保市長は卒業証書と見られる文章を「チラ見せした」と中島議長と副議長が証言。
東洋大学を除籍になっていたこと自体は、同大学を6月28日に訪れた田久保市長自身が確認したものの、卒業証書の「チラ見せ」と「その後、本物の卒業証書を見たら全然違った」との議長側の指摘により、議論が「卒業証書の偽造疑惑」に発展する事態となっているのだ。
田久保氏は8月13日に市議会で行われた百条委員会に証人として初めて出席。議長と面会した際の録音データで確認したとして「『チラ見せ』といった事実はない」「約19.2秒見ていただいた」と反論したのだった。
フリージャーナリストは「学歴詐称に関しては『思い違いだった』で通用する部分も残りますが、仮に卒業証書の偽造が事実であれば、田久保市長が故意で行ったということになる。あまりにショッキングな展開が続いていることから、地方議会における騒動としては過去にないレベルで世間の注目を集めています」と指摘。
さらに「田久保市長が卒業証書を公開していない以上、この卒業証書どのようなものかは不明」と前置きし「この問題によりSNS上では『ニセ卒業証書』自体への関心も大きく高まっている様子です」と語るのだ。
「すでに戦後まもない頃には、結婚詐欺や投資詐欺などで悪用される『ニセ証明書』の作成を請け負う業者ルートが一部で存在していたのですが、現在はネットで誰でも買えるようになってしまった。ある業者のサイトを確認したところ『ニセ卒業証書』が10万円前後。『ニセ成績証明書』と、本来は学校の事務局が発行する『ニセ卒業証明書』も8万円程度の価格で売られていました。かなり強気な価格設定で衝撃的でしたね」(前出・フリージャーナリスト)
田久保市長による卒業証書の公開が待たれている。
(塚原真弓)
