熱中症を防ぐため、水分補給が欠かせない夏。ダイエットも手を抜かずにしっかり結果を出したいと思ったら、補給する水分にも工夫が必要です。それぞれの飲み物のよさを生かした取り入れ方をするのがオススメですよ。
■スポーツドリンク
発汗と同時に失われやすいミネラル類や、エネルギー源となる糖質を摂取することができるスポーツドリンクは、激しい運動で汗をたくさんかいたときに最適です。でも、「スーパーまで歩いて少し汗をかいたから……」と気軽にたくさん飲んでしまうと、失った分以上の栄養を摂取することになり、カロリーオーバーになりかねないので注意が必要です。そのため、水分摂取はミネラルウォーター、塩分などのミネラル類はタブレットなど、不足したエネルギーは食事、というように分けて摂取するとよいですよ。
■コーヒーや緑茶などのカフェイン入り飲料
カフェインには利尿作用があるため、飲んだ分以上の水分を排出してしまう場合があります。そのため、水分補給としてガブガブ飲むのは控え、適度に取り入れましょう。また、運動前のコーヒーには脂肪燃焼を助ける働きがありますから、水分補給としてではなく、頭や体を覚まして活動モードへ切り替えるために取り入れるとよいでしょう。
■水やカフェインが含まれないお茶
水や麦茶などのカフェインの含まれていないお茶類は、夏場でも取り入れやすい水分補給の基本飲料です。スポーツドリンクやカフェイン入りのドリンクは一度でたくさん飲まずに時々取り入れ、基本は水かカフェインなしのお茶と考えると、バランスを取りやすくなりますよ。
「体重が増えてしまうから」「余計なカロリーを摂取したくないから」と水分補給を避けてしまうと、不調を起こしたり、代謝が低下したりしてダイエットにもよくありません。必要な栄養や水分を補給できるように、シーンに応じて選んでくださいね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)