コロナ禍やSDGsへの意識の高まりから、買い物時の商品を選ぶ基準が変わってきていませんか?
戦略PRやデジタルマーケティングのタイムカレントが2022年6月に、全国20~69歳の1,000名を対象に実施した『消費・ライフスタイルに関する調査』によれば、2人に1人がこれまでの消費行動を変える意向があり、自らのライフスタイルを重視する傾向があったそうです。実際、選び方を変えたものを尋ねたところ、「趣味」「投資」「友人との付き合い方」が上位になっていました。
では、具体的にどんな基準で選ぶようになったのでしょうか。食品や生活雑貨選びでは、倫理的・道徳上という意味の「エシカル」なものを意識して選ぶようになったという回答率は37.0%でした。エンタメ系コンテンツでは、4人に1人が「タイパ(タイムパフォーマンス)」を考えて選んでいることが分かりました。コストも重視しつつ、ライフスタイルの変化に合わせるなど、賢く消費を見極めていく傾向が出ているようですね。
この調査にコメントを寄せていた経済・経営コンサルタントの坂口孝則さんは、「より自分らしいライフスタイルが実現する商品に切り換える“換え活”がこれからのトレンドになる」と予想しています。
また、私たちがこれから商品を選ぶ基準として、ファイナンシャルプランナーの飯村久美さんは、「物価高も踏まえた換え活として、食品はプライベートブランドの利用を増やすこと、オーガニックなものや環境に配慮されたものにこだわる選び方に換えること」を推奨しています。
多様化する商品を目の前に、自分らしい軸で選ぶのに加え、節約になって健康にも社会にも“よい”ものを賢く選ぶことが、これからの買い物のポイントになるようですね。