今の時季は、ノースリーブや半袖で二の腕を出す機会が増え、腕や手のお手入れが欠かせない。中でも今、多くの女性の間で悩まれているのが二の腕のぶつぶつ。「鮫肌」ともいわれ、まるで鳥肌が立った状態がずっと続いているかのようなものだ。少し赤みを帯びて現れることも多い。この二の腕のぶつぶつ、一体何が原因なのだろうか?
二の腕にできるぶつぶつは、「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」や「毛孔性角化症(もうこうせいかくかしょう)」と呼ばれる皮膚疾患の一つで、肌のターンオーバーの異常やホルモン代謝、遺伝的なものが関係して生じるもの。乾燥などで悪化しやすいといわれている。
いってみれば、肌の代謝が悪く、老廃物がたまってうまく排出されていない状態というわけだ。対処法としては、できてしまったぶつぶつを解消することと、皮膚代謝を上げてこれ以上作らせないようにすることが大切だ。
病院では一般的に尿素やワセリン、ビタミン入りの塗り薬が処方されることから、尿素や有効成分が入っている市販の塗り薬を利用するのもいい。保湿を心がけ、こすらないこともポイントになる。
内的なケアとして、肌の代謝が正常に行われるように生活習慣を整えたり、皮膚の細胞の若返りが期待できるビタミンAが豊富なレバーやうなぎ、モロヘイヤ、にんじん、ほうれん草などを積極的に摂取したりするのもおすすめだ。
この夏は、二の腕のぶつぶつを退治して、つるつる肌を目指してみては?