2023年度後期の朝ドラに、戦後大スターとして人気を博した“ブギの女王”笠置シヅ子の生涯を描く「ブギウギ」(NHK)が決定したことが今年6月24日に発表。その後、早すぎる作品決定発表にヒロインを演じる女優の予想合戦が繰り広げられてきた。
2022年度後期の朝ドラ「舞い上がれ!」は、舞台は1990年代から現代まで。空とパイロットに憧れるヒロイン役を女優の福原遥がオーディションで勝ち取り、2023年度前期の朝ドラ「らんまん」では、日本植物学の父・牧野富太郎役を俳優・神木隆之介が演じることが決定。その妻役を女優・浜辺美波が演じることも明らかになっている。
しかし、「ブギウギ」のヒロインは、今までのヒロインとは一味も二味も違うようだ。
「激しいダンス、明るく天まで届くような歌声、そしてコテコテの大阪弁と、伝説の歌手・笠置シヅ子を題材にすることで、これまでの朝ドラヒロインとは異次元の力量が求められます。今の芸能界では、すでに朝ドラヒロインを経験した高畑充希や、満島ひかりクラスの実力が必要だとも言われています」(女性誌記者)
巷では、大阪出身の小芝風花。「ちむどんどん」にも出演中でアーティストとしても活躍する上白石萌歌。さらに現在大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演して、NHKへの貢献度も高い堀田真由。さらには全国公演が行われた舞台「千と千尋の神隠し」で、上白石萌音と互角に渡り合った橋本環奈などの名前が取り沙汰されている。
そのなかで、本命視されているのが女優・伊藤沙莉なのだという。
「伊藤といえば、2020年にスタートしたドラマ『いいね!光源氏くん』(NHK総合)シリーズで主演を務めました。現在放送中のドラマ『拾われた男 LOST MAN FOUND』(NHK BSプレミアム)でヒロインを演じるなどNHKへの貢献度は十分。さらに、『2022 FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系)では尾崎豊の『15の夜』を熱唱。歌唱力はもちろんのこと、あのハスキーボイスは笠置シヅ子さんと瓜二つといった声も上がっています」(芸能ライター)
「ブギウギ」の脚本を手掛けるのは、「拾われた男」も手掛けた足立紳氏。やはり本命は、伊藤沙莉なのか。
(窪田史朗)