近年、仕事でよく「ステークホルダー」という言葉を耳にしますよね。これからの企業経営においてはキーとなる言葉でもあります。でも、正直どんな意味なのか、正しい定義が分かっていない人も多いかもしれません。
ステークホルダーとは、企業が活動を行うことで影響を受ける利害関係者を指します。その影響は、直接的、間接的、どちらも含みます。
利害関係者というと、金銭的な関係があったり損得に関わっていたりする人々です。顧客やクライアントがイメージされますが、その他にも、自社の従業員や株主、さらにはサプライチェーンの業者、金融機関や行政機関、地域社会など、関係者すべてを含みます。
そして、正しく理解されていない人もいるかもしれませんが、実はステークホルダーには“競合他社”も含んでいるのです。自社が市場シェアを伸ばせば、競合他社は影響を受けるからです。このように、ステークホルダーは利害が必ずしも一致していない場合も含むのです。
ステークホルダーとは何を指すのか、仕事で恥ずかしい思いをしないためにも、すべてを把握しておきたいですね。