好きな人をデートに誘うときって、とても緊張しますよね。「断られたらどうしよう……」「うまい誘い方はないかな？」と悩んでいる人も少なくないはず。でも実は、誘いの成功率をグンと上げる交渉術があるんです。心理学を用いたその交渉テクニックを紹介していきましょう。
■「ドア・イン・ザ・フェイス」テクニック
初めに大きな要望を突き付け、断られたところで本来の要望を出す──これを「ドア・イン・ザ・フェイス」テクニックといいます。一度断った罪悪感から、次の小さい要望を受け入れてしまうという心理を利用したものです。あなたも、友人に「1万円貸してくれない？」と言われて断った後に、「千円貸してくれない？」と言われたら、ついつい貸してしまいませんか？
■「ドア・イン・ザ・フェイス」テクニックの実践法
では、実際にこのテクニックをデートの誘いに応用するコツをみていきましょう。まず、映画に誘うことを本命の願いとします。その場合、実際に伝えるのはそれよりも“大きな要求”です。
「2人でテーマパークに行かない？」「県外にドライブデートに行きたい」など、初回のデートとしては少しハードルの高いものに設定します。相手が少しでも渋ったら、譲歩して今度は映画に誘ってみてください。相手も今度はすんなりと受け入れてくれるはずです。
いきなり大きな要望を伝えるのは少し抵抗があるかもしれません。でも、これも本命のデートに誘うための第一歩です。それに、もしかしたらその大きな要望が通って、望み以上のデートができる可能性も十分にありますよ。
いずれにしても、“断られる”確率がかなり低くなるのがこのテクニックです。自信のない人こそ、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
卯花はる（うばなはる） 大学で心理学を学び、心理カウンセラーの資格を持つ。心理学を取り入れた独自の鑑定方法（深層心理タロット占い）でたくさんの恋愛相談に応えてきた。また、自らも遠距離恋愛を乗り越え結婚。現在は一児の母で、恋愛ライターとして多くの媒体で執筆中。
