レンズに指をかぶせてしまったり、細かなボタンが多くて使い方が分かりにくかったりと、子どもにとっては使いにくい大人のカメラ。でも、小さな子どもが撮影しやすい設計になっている「キッズカメラ」なら、4~5歳くらいから写真撮影を楽しむことができます。子どもにカメラを渡すと、子どもの目線を体感できるだけでなく、次のようなメリットも期待できますよ。
■探究心や表現力が育つ
写真を撮ろうと思うことで、外の世界へ意識を向け始めます。いつも通る道でも写真を撮るためによく観察して新たな発見をしたり、被写体をどうやって撮影しようかとあれこれ考えたりすることで、探究心や表現力を刺激することができます。ちょっとしたお出かけや行ったことのない場所への旅に積極的になることで、自分の世界を広げるきっかけにもなります。
■考える力や集中力を鍛えられる
シャッターを切る瞬間は勝負のひと時。思い通りの構図になるか、被写体が動いてしまわないうちに撮り切れるかなど、さまざまなことを考えながらもスピードを求められます。写真撮影を遊びのように楽しむ中で、考える力や集中力を鍛えることができます。
■安心して応援できる
親のスマホや一眼レフカメラを貸してと言われると、高価な機器を壊されないかとヒヤヒヤしてしまいますよね。そんな心配をしなくて済むのが、子ども専用のキッズカメラです。「好きなように使ってみていいよ」と、子どもの背中を押してあげやすくなります。
子どもが撮影する写真を見ると、子どもならではの表現を学べたりして大人にとっても新しい発見がたくさん。撮影した写真を時系列で追えば、子どもの成長を実感することもできますよ。我が子に専用カメラを渡して、その子ならではの世界を一緒に楽しんではいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)