「極楽とんぼ」の加藤浩次がMCを務める「スッキリ」(日本テレビ系)が来年3月いっぱいで終了することが発表された。終了の理由は、テレビを取り巻く環境や視聴者のニーズの変化に対応するためとしている。
「スッキリ」の終了をめぐっては、同番組のプロデューサーら10人が削減されて現場は悲鳴を上げていたと11月13日配信の「NEWSポストセブン」で報じられた。記事によれば、日テレでは昨年12月、「スッキリ」の中核を担っていたプロデューサー5人、ディレクター3人、AD2人が別番組に異動することになったという。
「10人が大きなミスをしたわけでもなく、補充の人員もわずかで、現場からは不満の声が上がったといいます。プロデューサーは芸能担当、政治担当など役割分担されていましたが、一気に人手が足りなくなり、一人のプロデューサーが複数のポジションを兼任。過重労働になっていたが、加藤が鼓舞し続けていたのだとか」(芸能ライター)
確かに、同番組では、芸能担当のプロデューサーA氏がひっそり去っていた。
「A氏は日テレ系の制作会社スタッフで、『スッキリ』では芸能担当プロデューサーでした。『スッキリ』は朝の情報番組にしては音楽に力を入れるのがウリ。Aさんもそれを誇りにしていました。社外では飲み会をよく開き、人望もありました」(日テレ関係者)
ところが、A氏は「スッキリ」を離れるどころか会社も退社し、社内外を驚かせた。
「A氏は『スッキリ』のプロデューサー業務に一生懸命でしたが、上層部の方針で『スッキリ』は芸能ニュースを縮小するようになったんです。経費削減の一環として、数字(視聴率)に反映されづらい芸能ニュースにメスが入ったと聞きました。また、ほかにも番組内では問題が少なくなかったと聞きます。それでAさんは番組を離れるどころか退社までしてしまったんです」(前出・日テレ関係者)
17年の歴史に幕を下ろすのは時間の問題だったようだ。