食事を1日3食から5食にするなど、食事回数を増やして1度に取る食事量を減らすことで、空腹を我慢せずにカロリーオーバーを防ぐというダイエット方法があります。
上手に取り組めば、これまでよりも少ない食事量で満足でき、代謝を高めてボディラインを引き締めることができます。とはいえ、「ちょこちょこ食べていれば大丈夫!」と、結果的にカロリーオーバーに陥るような食事量・内容になってしまうと逆効果。次のことを忘れずに、食生活を整えましょう。
■食べたものを忘れない
1度の食事量が少ないと満腹感や胃腸の重たさを実感しにくいため、数十分前に食べたことを忘れてすぐ別のものを食べてしまったり、ちょこちょこ食べ過ぎて3食で食べるよりも多量の食事を取ってしまったりすることも。トータルで食事量を減らして栄養バランスを整えなければ代謝を高めて痩せやすくすることは難しいので、食べるタイミングをざっくりと決めておくのがよいでしょう。また、食べたものは記録しておき、次の食事のタイミングや量、内容を調節できるようにしましょう。
■甘いものは太りやすいということを忘れない
「カロリーオーバーになるほど食べていないから大丈夫」という安心感から、「少しくらい甘いものを食べても大丈夫」と思うようになると、せっかく食事を改善しても脂質や糖質に偏った間食が多くなって太りやすくなってしまいます。小腹を満たす間食には、ナッツやチーズ、魚缶やかまぼこなど、代謝を高めるビタミン・ミネラル類やエネルギーを消費する役割を担って筋肉のもとになるたんぱく質が豊富なものを選ぶのがオススメです。
■朝食は忘れない
1度の食事量は多くなくても、空腹のタイミングでいきなり糖質の多い食事をすれば、血糖値が急上昇して太りやすくなってしまいます。とはいえ、エネルギーを消費するためにも糖質は不可欠。空腹が長時間に及ばないよう、朝からエネルギーチャージを始めて脳や体に栄養素を届けましょう。寝ている間は食事をしないため、朝食を忘れずに取り入れることはとくに重要です。
せっかくの食事改革が水の泡にならないよう、健康でエネルギッシュに過ごすことができる食事習慣に整えて、ストレスフリーなダイエットを実現してくださいね。
(Nao Kiyota)