山崎賢人主演ドラマ「アトムの童」(TBS系)が12月11日に最終回を迎え、世帯平均視聴率は10.2%だった。
天才ゲーム開発者の安積那由他(山崎)と菅生隼人(松下洸平)が「ジョン・ドゥ」の名で、インディで活動。素性不明のゲーム開発者ということから「ゲーム業界のバンクシー」と称されていた。2人が作ったオンラインゲーム「ダウンウェル」は大ヒット。2人の親友・緒方公哉(栁俊太郎)は、大手IT企業の「SAGAS」に売り込みに行くが、興津社長(オダギリジョー)にゲームの権利を奪われ自死してしまう。
このことがきっかけで、ゲームから距離を置く安積だったが、大ファンの「アトム玩具」が経営の危機と知り、ゲーム開発に再び取り組む。しかし、そこでもまた、興津によって特許を奪われてしまうのだった。
ところが、興津の会社は大財閥「宮沢ファミリーオフィス」によって株を買い集められてしまう。
「最後はめでたしで終わりましたが、興津と和解したことと緒方を失ったことの流れが意味不明でした。このドラマは“大切な人を死に追いやった人とでも、ゲームを通じれば仲よくなれる”とでも表現したかったのでしょうか。肝心なところが描かれておらず、終盤はつじつま合わせにすらなっていなかったように感じました」(ドラマウオッチャー)
視聴者からも「期待していただけに、最終回は盛り上がりに欠けてしまった感が否めない」との意見があり、魅力的なキャスト陣だっただけに残念な最終回だったようだ。