NHKは12月13日、大みそかに放送される「第73回NHK紅白歌合戦」に3人組ロックバンド・back numberが特別企画で初出場することを発表した。
back numberは現在、NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の主題歌「アイラブユー」を歌っており、11月16日の出場歌手の発表会見にこそ名前はなかったが、かねてより出場するのではと注目されていた。
しかし、ネットでは約1カ月遅れでの出場発表について《back numberはとても好きなアーティストなので出場は嬉しいです! しかしギリギリまで出場を渋っていて今まで交渉していたとはちょっと思えない。出ないほうがおかしいと思っていた》《前から交渉していて、やっと実ったと言う話はなんか信じられない。普通に考えれば、朝の連ドラの主題歌を歌う人気アーティストだったら、ほかのメンバーより先に計画されるはず》《既定路線なのかそういう演出なのかわからないが後出しで盛り上げようとしてるならいい結果にはならない》など“出来レース”を疑う声が浮上している。
「近年の紅白は、特別枠や追加出場を正式発表後に小出しすることが常態化しています。今回のように発表を遅らせただけで事前に出場が決まっていたのでは、という疑惑も過去にありました。有名なのは17年の第68回で、この時は翌年の18年9月に引退する予定だった安室奈美恵が特別枠として出演することが12月19日に発表。しかし、実際は8月から安室サイドとNHKの交渉はスタートしていたと言われ9月には紅白出演が決まっていたと言われています」(芸能記者)
“出来レース”を疑われる歌手は同じ年にもう1人いたという。
「桑田佳祐です。桑田は本番9日前の12月22日に出場が発表されましたが、当日は17年放送の連続テレビ小説『ひよっこ』の主題歌『若い広場』を歌っただけでなく、紅白のために作られたスピンオフにも桑田はドラマの時代を生きた実在のシンガーソングライター・浜口庫之助役として登場。出演者とともに『涙くんさよなら』を歌いました。ドラマ部分は生放送ではなく収録だったので、仮に出場発表後から制作していたら間に合うとも思えず、そのためだいぶ前から出場は決まっていて、サプライズのために発表を遅らせたと考えられています。そもそも交渉成立=即発表とは限りません」(芸能記者)
追加発表は紅白を盛り上げるための演出のようなものと言えそうだ。
(柏原廉)