「嫌いではないけれど関わりたくない40代」ってどんな人?
40代になってから、どことなく年下世代に距離を置かれている気がする…に心当たりがあるならば、明確に嫌われているわけではないけれど、距離を置かれる微妙な要素を醸している可能性もあります。
心理的に「面倒くさそう」「疲れそう」と思われてしまうと「嫌いじゃないけど関わりたくない40代」といった立ち位置になってしまいがち。元議員でありメンタル心理カウンセラーの並木まきと、主に年下世代が「嫌いではないけれど、関わりたくない」と感じる40代の傾向をチェックしていきましょう!
1:自分語りや過去話が多い
若い頃の武勇伝や仕事の苦労話は、年下世代にとって学びや気づきを得られる話題であるのは確かです。しかしその頻度が重要で、「昔はこうだったのに」や「あの頃は大変で…」などとあまりにも頻繁に語ってしまうと、聞く側は共感したくても疲れてしまって距離を置きたくなるものです。
2:自分の時間を求めすぎる・価値観が強すぎる
40代になると自分のスタイルが確立してくるもの。しかし周囲に対しても趣味やライフスタイルの独自ルールを押し付けすぎてしまうと、一緒にいて気を使う印象を与えることから自然に距離を置かれる傾向も…。本人は若手への社会勉強の機会を与えるつもりだったとしても、年下世代からの誘いに対して「自分のペースや価値観を優先」を強く主張しすぎると、うんざりさせがちなのも否めません。
3:感情表現が極端
年齢を重ねたからといって感情が一定とは限りません。むしろ40代は体調や気候の影響で気分にムラが出やすい年代であるのも傾向でしょう。しかし、周りに怒りやイライラを隠さず出しすぎてしまったり逆にテンションが高すぎて周囲に気疲れを与えてしまったりすると、周りからは「嫌いではないけれど、一緒にいると疲れる人」のレッテルを貼られやすくなります。
■「我慢」や「無理」にはならない程度のバランスを心がけたい
周囲から「嫌いなわけではないけれど、関わると心理的なコストが高い人」に分類されてしまうと、微妙な距離感が生まれがちです。
仕事の関係者や遊び仲間、親戚関係…と身近な人間関係においては、「面倒そう」「疲れる」と思われる言動を控えるのも、円滑な関係を築くポイント。とは言っても、我慢や無理をしてまで相手に合わせる必要もありませんから、バランスをとりながらうまく付き合っていきたいものです。
(元市議会議員・メンタル心理カウンセラー/並木まき)
