お笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一が運営するYouTubeチャンネルで披露する豆知識がとても役に立つと評判を呼んでいる。
滝沢は、芸人のほかにゴミ清掃員としても働いており、彼のチャンネル「たきざわゴミ研究所」では自身の経験から得たゴミの正しい捨て方や処理の仕方などを公開している。
12月13日の「ゴミ出し術【包丁の捨て方、そのほかの危険なゴミについて】」では、「ゴミ清掃車が来た時に包丁をそのままの状態で持ってくる人もいる」と恐怖のエピソードも語り、正しい捨て方を解説。段ボールの折り目に端を合わせ折りたたんでテープで止めて捨てるやり方を伝授したり、鋲の着いたフックは「発泡スチロールに刺してテープで止める」という方法を紹介している。
滝沢は「本当にこういう類のもの、我々清掃員は結構刺さるんですね」と動画でその危険性を訴えているが、視聴者からは「いつもためになるお話をありがとうございます」「ゴミ出しの時に迷うタイミングがあって、ゴミ出し方法のレクチャーは本当に助かります!」などのコメントが多数寄せられた。
特にバズッたのが、5月24日にアップした「段ボールの縛り方 もう紐はいらない!!ゴミ回収のプロ直伝、画期的な段ボールのまとめ方!!」。紐を使わずにコンパクトに段ボールをまとめる技術をお笑い芸人らしいネタを交えて解説し、32万以上の再生回数を記録。ほかにも「お金になる資源ゴミ」の紹介や観葉植物の捨て方など様々なゴミに関する豆知識を披露している。
「滝沢は、芸人の仕事と並行してゴミ清掃員として10年以上働いています。10月20日に配信された『文春オンライン』で滝沢はインタビューに答え、そのきっかけについて『清掃員になったのは、妻が妊娠して“出産費用40万持ってこい”と言われたのがきっかけでした』と語っています。芸人として売れたら辞めようと思っていたところ、この仕事に面白味を見出して現在に至っているそうです。自身の経験を活かし、2019年には著書『ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本』を出版。以降『ゴミ清掃員の日常』『やっぱり、このゴミは収集できません ゴミ清掃員がやばい現場で考えたこと』など続々と著書を出しています」(YouTubeライター)
ゴミによって新たな芸の道が開けた滝沢。彼にとってゴミは“宝の山”なのかもしれない。
(窪田史朗)