俳優の木村拓哉が主演を務める映画「レジェンド&バタフライ」の大ヒット御礼舞台挨拶が2月5日に行われ、映画を観たファンからは、「キムタクに信長が憑依している」との声が寄せられているという。
“尾張の大うつけ”織田信長と、“美濃のマムシ”の娘で男勝りの濃姫(綾瀬はるか)が政略結婚。2人の前に今川義元の大軍が迫り、絶望しかけた信長を濃姫が奮い立たせ勝利を納めると2人は徐々に信頼を深め、やがて天下統一を目指すというこの映画。総制作費20億円をかけた超大作でもある。
「1月27日に公開された今作は、わずか9日間で興行収入10億円を突破。東映創立70周年記念作品にふさわしい出足を見せています。ネット上には『木村拓哉さんの演技はマジ凄い!信長公が憑依しているみたいだった!』『信長が憑依してるシーンがたくさんあった』といったコメントが多数書き込まれています」(女性誌記者)
さらに大ヒット御礼舞台挨拶に登壇した中谷美紀も「天下統一のために、多くの人命を犠牲にした信長の孤独と、木村拓哉さんというスターの孤独が重なって見えた」と発言。これに対して脚本を手掛けた古沢良太氏は「木村さんも特殊な人生を歩んできて、いろんなものを背負ってきた人。そういう意味では“孤独”を知っている人。信長の抱える“孤独”と木村さんが抱える“孤独”を重ねることができたらいいな」と話している。
「そもそも、木村は信長に魅力を感じており、昨年6月に行われた発表会見の席で『織田家の家紋・木瓜と木村家の家紋が同じ』『子供の頃、時代劇を見ながら、どうしてうちのマークが出ているんだろうと親近感を覚えていました』と話しています。しかも、木村が信長を演じたのは、信長が本能寺の変で倒れた49歳の時。浅からぬ縁を感じます」(芸能ライター)
数多くの作品に出演してきた木村だが、この映画は代表作の1つと言えそうだ。
(窪田史朗)