人は他人から褒められるとうれしくなるもの。ですが、いつも同じことで褒められていたら、うれしさも半減してしまいますよね。できるならば他人とは違う部分を褒めて、気になっている人から好意を持ってもらいたいものです。そこで、確実に相手が喜んでくれる褒めるテクニックを紹介していきましょう。
■「ジョハリの窓」って知ってる?
「ジョハリの窓」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? これは、コミュニケーションにおける自己開示とコミュニケーションの円滑な進め方を考えるための方法として、心理学者のジョセフ・ルフトとハリ・インガムが発表したものです。ジョハリの窓では、自己を次の4つの部分に分けます。
●自分が分かっていて、他人も分かっている「開放の窓」/●自分が分かっていて、他人は分かっていない「秘密の窓」/●自分が分かっていなくて、他人は分かっている「盲点の窓」/●自分が分かっていなくて、他人も分かっていない「未知の窓」
さて、この中で褒められるとうれしいのはどこでしょうか?
■正解は……「盲点の窓」を褒めること!
開放の窓の部分は、自分でも自分の長所だと気付いているため、褒められても意外性がありません。ですが、盲点の窓の部分は自分では気付いていないので、褒められると「この人は自分のことをよく見てくれている」と感じるのです。
自分でも分かっていなかった自分の魅力を教えてもらえたら、「理解してくれている」と思って好意を持ってくれる可能性がありますよね。
■褒め過ぎに注意!
ただし、褒めるのにも限度があります。あまりに褒め過ぎると、「下心があるのでは……」と疑われてしまうことも。褒めるのはさり気なく、他人とはちょっと違った観点を意識すると、相手も喜んでくれますよ!
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。