A.B.C-Zの河合郁人が、3月10日放送の「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ系)に出演。お笑いコンビ・フットボールアワーの後藤輝基から授かった金言を明かした。
「デビュー当時、フット後藤さんとよく飲みに行っていた」と明かした河合。その頃、河合は「ジャニーズのファンの前だと、自分がしゃべることでけっこう笑ってもらえていた」ため、「自分は面白い」と勘違いしてしまったのだという。
河合が後藤に「ボク、ジャニーズにいながら芸人になりたいんですよ」と相談したところ、河合は後藤から「だったらジャニーズをやめろ」と言われてしまったのだとか。
後藤は続けて「芸人になりたいって簡単に言うのは芸人に失礼。芸人は苦労して売れるために頑張ってるんだから、まずはジャニーズをやめて芸人になるならわかるけど」と思いを語ったうえで「ジャニーズにいながら面白いことして認められた方が芸人は悔しいんだから、そっちを極めたほうがいいんじゃない」とアドバイス。河合はそこから自分が変わったと明かしたのだ。
河合はさらに「後藤さんの言葉けっこうあるんですよ」と、後藤からいろいろな金言を授かっているとして、さらにエピソードを語り始めた。
「モノマネじゃない特技を身につけたほうがいいか」を後藤に相談したところ、「100人お客さんがいる中で99人河合君のモノマネ知ってたとしても、1人だけ知らない人がいると思ってやり続けたほうがいいよ」とのアドバイスを受けたのだとか。
出演者から感嘆の声が上がると、松本人志は、「何あいつ…何かわからんけどシバイたろうかな」とやってスタジオを爆笑させたのだ。
後藤のアドバイス通り、モノマネをやり続けた結果、河合は2020年のものまね番組で準優勝。「やり続けてよかった」と、河合は後藤に感謝するのだった。
「結果が出ない時、伸び悩んだ時に人は別のことをやったほうがいいのではと迷うことが多いですが、後藤さんの言葉は『信じてやり続けることが大切』ということを教えてくれています。今の河合さんがあるのは後藤さんの言葉があったからなんですね」(テレビ誌ライター)
芸人ではない、他ジャンルの後輩にも適切なアドバイスを送ることができる後藤。苦労を重ねて人間的に深みが出て、それが河合に「刺さりまくった」ということなのかも知れない。
(石見剣)