「スッキリ」(日本テレビ系)で、司会の極楽とんぼ・加藤浩次が生謝罪するひと幕があったのは3月16日。
この日の特集は、ロボットのペット。加藤は癒やし系のペットロボットを抱き上げると、「OKグーグル、音楽かけて」と声をかけ、出演者を笑わせたのだが…。
「加藤さんのこのひと言が、多くの視聴者を慌てさせることにつながってしまったのです」(テレビ誌ライター)
番組はその後、WBCの特集。VTRが終わり、カメラがスタジオに切り替わると、加藤は「ここでちょっとお詫びしないといけないことがあって」と切り出し、「先ほどボクは『OKグーグル、音楽かけて』と…また言っちゃったよ」と苦笑いしつつ「家のグーグルが反応して…」と、視聴者宅のスマートスピーカーなどが音楽をかけてしまったという視聴者からの声を読み上げたのだ。
加藤は神妙な面持ちで「ご家庭にグーグルスピーカーがある方、ほんとに申し訳ございませんでした。私が『OKグーグル、音楽かけて』…また言っちゃった。コレは笑い事じゃないです。二度とテレビでは言わないようにしますんで、申し訳ございませんでした」と、頭を下げ、「気をつけましょう」と出演陣にも呼びかけた。
「TVの声に視聴者の家電の音声認識機能が反応するという事態はけっこうあるようです。ラジオ番組ではこれを逆手にとって、パーソナリティがグーグルやiPhoneに呼びかけて作動するか試すといった“いたずら”が流されることも。音楽が流れるだけなら笑い話ですみますが、今後大事故につながるようなことが起きなければいいのですが…」(前出・テレビ誌ライター)
便利な家電の音声認識機能だが、誤作動防止のためにも“登録した人の声以外には反応しない”といった機能が追加されたりはしないものか。
(石見剣)