10月に東京・日比谷のシアタークリエで上演されるミュージカル「のだめカンタービレ」の主要キャストが3月22日、明らかになった。主人公の“のだめ”こと野田恵役は女優の上野樹里、千秋真一役を俳優の三浦宏規が演じることが発表された。
原作は漫画家・二ノ宮知子氏による同名漫画で全25巻・累計発行部数は約3900万部の大ヒット作。06~08年にかけてフジテレビ系でテレビドラマ化もされ09年、10年には完結編となる映画も公開。前編が41億円、後編は37.2億円の興行収入を記録するメガヒットとなった。21年には20周年を記念して単行本の新装版を刊行、その後も「のだめカンタービレ展」や「のだめクラシックコンサート」なども開催され現在も高い人気を誇っている。
主演を務める上野はドラマ版、映画版でものだめを演じており、「のだめとして、皆さんとまた再び会えるといいなと思います」とコメント。上野は今回が初ミュージカル&初舞台となる。
ネット上では今回の配役について、「うおー、のだめをリアルでやるなら上野樹里一択だと思う」「はまり役と言っても過言ではないし、いまだにイメージが強い」「のだめは娘とドラマも映画もアニメも観て大好きな作品です。上野樹里さんがまたのだめを演じられるなんてとても嬉しいです」など上野の再登板に歓喜の声が殺到している。
「ドラマ版の千秋真一役は俳優の玉木宏が好演していたため、ネット上では今回、玉木の起用がなかったことを残念がる声もありました。ドラマ版には、ほかにも俳優の永山瑛太(当時は瑛太)、水川あさみ、福士誠治、向井理、竹中直人など現在も活躍するそうそうたる役者陣が出演。特に竹中は千秋の師匠であるドイツ人フランツ・フォン・シュトレーゼマンを怪演していました。特殊メイクで鼻をつけカツラを被ったビジュアルは原作と全く違う強烈なインパクトを与えながらも、好意的に評価されました。残りの配役は未発表のため、今後はシュトレーゼマンを誰が演じるかも注目されそうです」(芸能記者)
舞台経験豊富な竹中がシュトレーゼマン役に再登板すれば、話題性も支持率も抜群。初舞台の上野の強い支えになりそうだが。
(柏原廉)