最近でもSnow Man、SixTONES、King&Princeなど多くの人気アイドルグループを世に送り出してきたジャニーズ事務所にも「低迷期」があった!?
ジャニーズ事務所に入所した高校3年時の78年をそんなふうに振り返ったのは、歌手でタレントの田原俊彦。4月7日に配信した自身のYouTubeチャンネル「田原トシちゃんねる!」でのことだ。
絶対にスターになると決めて門をたたいた芸能界。しかし当時はクラスの笑い者になっていたそうだ。まったく畑違いの土木科の高校だったこともあり、その反応については、「就職先が○○建設とか、○○工業なのに、『ジャニーズ事務所』っておかしいだろ。『何だコレ』『何すんだここ』みたいな…。しかもその時ジャニーズ事務所って低迷期だったから」とのこと。つまり、現在のように世間に認知されていなかったと語るのだ。
「ジャニーズ事務所の好不調を測定するデータがあるわけではありませんが、NHK紅白歌合戦への出場歴を振り返ると、初出場は65年のジャニーズ。62年から67年まで活動したジャニーズ事務所で最初にデビューした4人組グループです。続いて、70年から7年連続でフォーリーブス、73、74年の郷ひろみにつながるのですが、郷は、西城秀樹、野口五郎とともに新御三家としてトップアイドルの仲間入りを果たすも、75年に他事務所に移籍。そしてフォーリーブスは78年に解散。2年の空白を経て、80年から7年連続で田原が出場。翌81年には近藤真彦、82年にシブがき隊、86年に少年隊、88年に光GENJI、男闘呼組が次々と出場を果たし、今では毎回、複数のグループが当たり前のように出場しています。こうして見ると、確かに田原がデビューしたころはジャニーズタレントが目立っていた感じはしません。そして、そこから田原がジャニーズ事務所を飛躍させた功労者と呼べるでしょう」(女性誌記者)
その田原も、94年にジャニーズ事務所を退所。事務所の反対を押し切ってのこととも言われ、後輩との共演は長らくテレビで実現しなくなった。が、令和の今、YouTubeで後輩について自由に語れるようになったことはファンにとってはうれしい限りだろう。
(所ひで/YouTubeライター)