職場で「あなたは気が利く」と言われたら、誰でもうれしいものですよね。大きく頷いたあなたは、まだ言われたことがないのかもしれません……。では、気が利くようになるにはどうすればいいのでしょうか。女性たちの声からみていきましょう。
■観察力を持つ
「とにかく観察力が必要。観察力がないと周りが何を欲しているのか分からないし、何をしたら助けになるのか分からない」というように、近くの人から遠くの人、チーム、会社など、視野を広げて誰が何を求めているのかを知るために「観察力を高めることが大事」なんだとか。ごもっともな意見ですね。
■「自分ならこうして欲しい」を考える
「気が利く人は、他人を観察して『自分ならこうして欲しい』と思っているからこそ、先回りして行動できるんですね」という声が。確かに、自分の身に置き換えて考えると分かりますよね。
■ビジネスマナーを知ったうえでそれを発展させる
また、専門家の見解も確認しておきましょう。社員研修などを手がけていた浦野啓子さんの著書「『気がきく女』になれる50のルール」(PHP文庫刊)によれば、お茶出しにも気が利く・気が利かないがあるそうで、ビジネスマナーとしては、最初に緑茶を出して話が長引けばコーヒーか紅茶を出すのが定番ですが、それだけでは足りないのだとか。
例えば、さらに話が長引いた場合は再度熱い緑茶を出すなど、マナー通りに対応するのではなく、マナーを発展させつつ相手のことを考えるのが“気が利く”ということなんだそうですよ。でも、思慮深い人は、「途中であれこれ世話を焼くと邪魔かも……」と思いがち。でも、サービスを受けて悪い気がする人はいないので、タイミングを計って邪魔にならないようにすればいいそうです。
いかがでしたか? 「私って気が利かないな……」なんて悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。