昨年3月29日から改編期を中心に放送されていたアニメ「アイラブみー」(NHK Eテレ)が今年4月から毎週水曜日にレギュラー放送されるようになった。
このアニメは5歳の「みー」が自分の中にふと湧いた疑問を通して「自分を知っていく」という〈こどものための、じぶん探求ファンタジー番組〉と銘打った番組だが、大人も楽しめる、どこか“深い”内容もある。
例えば、これまでに放送された「しんじゃったら、もうあえないの?」「なんでおねしょをしちゃうんだろう?」「みーのめは なんでちいさいんだろう?」など、各12話のタイトルを見るだけで、何となくよくあるアニメとは一線を画していることが伝わるのではないだろうか。
4月29日放送の「土スタ」(NHK)には、そんな「アイラブみー」に登場する全てのキャラクターおよそ50キャラの声を演じ分けている満島ひかりが生出演。この仕事を受けた経緯について、こう語った。
「初めは、『こういうアニメーションを作りたいので、声の出演どうですか?』というお話が来て、『もしよかったらいろんなキャラクターの声を演じ分けていただけると面白いなと言いつつ、ちょっとまあ男の方の声もあるので、試しにやってみましょうか』って言うので、やってみたら『いいですね、いいですね』って。『いや、難しいんですけど』ってまたやって。『あ、それもいいですね』『あ、全部やりましょうか』って」
要は、スタッフから乗せられてやることになったようだが、さらに満島は、「しかも後から聞いたら、もともとこの50役くらいを全部実写で1人でやらせようかと思ってたんだって」と、続け、当初はアニメではなく実写にしようとしていたというのだ。
「おそらくスタッフ陣は、2021年6月に満島が1人6役を演じた長崎県南島原市の観光ムービー『突撃!南島原情報局【神回】』を見て、この仕事のオファーを思いついたと思いますよ。それにしても、声だけでおよそ50キャラを演じ分けられる満島の技量に改めて驚かされました」(テレビ誌ライター)
今後、演じ分けるキャラが増えそうだとも明かしていた満島。彼女なら100キャラでも平気で演じ分けられるのでは?