曲を80%も盗んだ!人気DJに盗作疑惑もなぜか訴えられない裏事情とは?

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 飛ぶ鳥を落とす勢いのDJ兼シンガーソングライター兼プロデューサーのマーク・ロンソンと、フィリピンの血を持つシンガーソングライターのブルーノ・マーズに衝撃が走っている。なぜなら、この2人がコラボした2015年を代表する大ヒット曲、全米ヒットチャート歴代2位となる14週連続1位を記録した「アップタウン・ファンク」に盗作疑惑が浮上したからだ。

 盗作を主張しているのは、セルビア出身の歌手Viktorija(56)。「アップタウン・ファンク」の80%の部分は、彼が1984年に発表したシングル「Ulice Mracne Nisu Za Devojke」(原題)を使用しているとコメントしている。「インスピレーションとしてどれだけの許されるものなのでしょうか?」とは、本人の弁だ。

 しかし、大ヒット曲の大部分を自身の楽曲から使用されたというViktorijaだが、マークとブルーノを起訴するかについては決めかねている模様。貢献料だけ受け取ればよいと考えていると新聞の取材にコメントしている。

「すぐに2人を起訴するつもりではありません。こういった手続きは長い時間かかりますし、私の人生とキャリアは訴訟に頼ったものではありません」

 要は、莫大に儲けているロンソンとマーズに「使用料を払え」という意図のようだ。

「最近ではサンプリングなどの手法もあり、いろいろとうやむやにはなっていますが、やはり盗作問題は多いです。しかし、だいたいは訴える側のミュージシャンが“お金を持っていない”ことが多い。ところが、大物アーティストを訴えるには弁護士代など多額の費用が必要ですし、絶対に勝てるとはかぎりませんからリスクを背負います。それなら示談である程度の金額をもらって…と考えるパターンが多い。表沙汰になっていない、似たような案件も非常に多いようです」(音楽誌ライター)

 近い例を挙げるなら、5カ月前にロビン・シックと「ハッピー」でおなじみのファレル・ウィリアムスが2人のコラボ曲「ブラード・ラインズ~今夜はヘイ・ヘイ・ヘイ♪」と、故マーヴィン・ゲイの77年の大ヒット曲「ガット・トゥ・ギブ・イット・アップ」の類似性を巡ってゲイの遺族から訴えられ、著作権侵害とみなされたばかり。

 ロビンとファレルは730万ドル(約9億1000万円)という多額の支払いを命じられたが、2人は不正行為を一切否定しており、今後その判決に対して上訴していく構えを示している。

 2人の担当弁護士が「我々はこの判決を変えるべく、裁判後に改善を求める全ての手段を取るつもりです」と語っているように、こんな大金持ちを訴えられたのは、同じく大金持ちのゲイの遺族だったからといえる。セルビアのシンガーがあえて訴訟などせず、おこぼれにあずかろうという意味がわかるというものだ。

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