「職場では何もいいことがない……」と感じることはありませんか? そんなとき、職場の人間関係を変えたいと思っているなら“人に好かれる会話術”を会得してみてはいかがでしょうか。例えば、こんな方法があります。
■相手の話をよく“聴く”
心理学者の平木典子さんの著書「図解 相手の気持ちをきちんと〈聞く〉技術」(PHP研究所刊)によれば、相手との会話においては、“聞く”ではなく“聴く”ことが大事なんだとか。聴くとは、相手の感じていることや伝えたいことを“理解しようとしながら”聞くこと。そして、聴くには心という漢字が入っているように、“心を込めて”聞くことだというのです。聞くは受動的、聴くは積極的。心を使って相手の心を受け止めることがポイントなんだそう。よく考えれば、自分がそうされたらうれしいですよね。
■中身のない“意味ある”雑談をする
コミュニケーションにつきものなのが雑談です。教育学者である齋藤孝さんの著書「雑談力が上がる話し方」(ダイヤモンド社刊)によれば、雑談は「中身がないことに意味がある」のだとか。例えば、その場の空気をつくるための会話です。「今日はいい天気ですね」「最近、調子はどうですか?」などのよくある雑談は、中身がないからこそ“する意味”があるそうですよ。確かに、「意味がないなあ……」と思いながらも、雑談は人との距離をグンと縮めてくれますよね。
ちょっとしたコツではあるものの、これを試すと人間関係がよくなりそうですね。