事前情報が一切ないままスタートしたドラマ「VIVANT」(TBS系)がやはり注目のマトとなっている。
物語は、日本有数の商社・丸菱商事エネルギー開発事業部の乃木憂助(堺雅人)が、中央アジア・バルカ共和国のインフラ会社・GFL社に契約金の10倍である1億ドルが誤送金されたことへの関与を疑われ、差額9000万ドルを回収するため、単身でバルカ共和国に渡航するところから始まる。現地に着いたとたん、タクシー運転手に所持品を奪われ置き去りにされ、誤送金の返金を拒否される。そして、「お前がVIVANか?」と謎の言葉をかけられながら爆弾自決による殺害に巻き込まれ負傷。現地のアディエルとジャミーン親子、日本の警視庁公安部・野崎守(阿部寛)、WHIの医師・柚木薫(二階堂ふみ)らに助けられるも、乃木はたった1話で何度も命の危機にさらされる展開だった…。
視聴者は乃木と同じ視線でハラハラドキドキしたわけだが、そんな中、バルカ警察で最も優秀な警察官・チンギスが阿部演じる野崎に投げかけたセリフが反響を呼んでいるようだ。そのセリフが「アラブ系だと思ってたが日本人か」。
「阿部は2012年、2014年公開の映画『テルマエ・ロマエ』シリーズにおいて古代ギリシャ人を好演。そのため今回の『VIVAN』スタート直前に公開された予告動画で、阿部が、アラビア半島社会の男性がターバンのように頭からかぶる布をしていたことから『阿部はアラブ人を演じるのでは?』と予測する声がネット上にあがっていたんです。実際は日本人役だったわけですが、ドラマの中では『アラブ系だと思っていたが』と言われてしまったため、大反響となったんです」(テレビ誌ライター)
ネット上の視聴者からは、「阿部さんが日本人役でよかった!」「日本人警官役で安心した」「どこの国の人かと思っていたら実は日本人という設定が、阿部さんの正しい使い方だと思う」といった声が続々。
それにしても、タイトルの「VIVAN」とは何か。何かヒントがほしいものだ。