今年、テレビ朝日を定年退職した玉川徹氏の発言が注目されている。それは、玉川氏がレギュラーコメンテーターを務めている同局の「羽鳥慎一モーニングショー」でのことだ。
8月22日の放送では、韓国のDJ SODAが、大阪府のイベントで観客からセクハラを受けた問題に言及。SNS上では“露出の多い服を着ていたことに責任がある”かのような声が出ていることに「バカじゃないのかって思うんですけど」と断罪した。そして「海とかプール行って露出の多い格好してたら、触られても自業自得なんですかね」と、問いかけ「誰も言わないでしょ、そんなこと。海だろうがプールだろうがフェスだろうが同じことですよ」とコメントした。
翌23日には、2025年4月に始まる「大阪・関西万博」の目玉となるパビリオンの建設の遅れが深刻との問題が取り上げられた。番組では、資材の高騰や人手不足によって、会場の建設費が当初の約1.5倍になり、国民の負担が増える可能性を指摘。ANNによる万博への関心度調査の結果は「全く関心がない」「あまり関心がない」を合わせると現状では63%であることが判明した。
これを受け玉川氏は「行かない人にとって“税負担がどんどん上がります”という話は納得できないと思う。当初予算から増やさないでほしい。日本国民のために」とキッパリ。これらの発言にはネット上で「よく言った」「その通り」「胸がすく」など賛同が寄せられた。
「8月18日に放送されたテレ朝の長寿看板番組『朝まで生テレビ』で、司会の田原総一朗氏と政治学者の岩田温氏の怒鳴り合いが話題になりました。その時には視聴者から『次の司会者は玉川さん』との声もあがりました」(ネットライター)
昨年9月には事実に基づかない発言で謝罪、スタジオ出演をお休みする憂き目にあった玉川氏。着実にイメージを回復しているようだ。