8月26日夜9時過ぎからチャリティー特番「24時間テレビ46」(日本テレビ系)内で放送されたドラマ「虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ」がすこぶる好評のようだ。
日本でのシェア70%以上を占める実在のチョーク製造会社「日本理化学工業株式会社」の実話をもとに、働くことの喜びは誰かに必要される喜びであり、生きる喜びでもあることがポップに元気よく描かれていたため、ネット上には「感動を押し付けてこないところがよかった」「お涙頂戴みたいなストーリーではなく、実在する会社の新商品開発物語でもあったので、楽しく興味を持って観ていられた」「24時間テレビでやるドラマは、主人公が亡くなったり主人公の周囲の人が亡くなったりするストーリーが多いけど、今年のドラマは元気がよかったしコメディっぽくもあって楽しかった。いつもこういうドラマならいいのに」といった声があがっている。
また、多くの人から反響を呼んでいるのが、戸塚純貴演じる自閉症スペクトラム症の傾向がある「カッチャン」こと東村勝也のキャラクターだ。カッチャンは相手の気持ちに関係なく一方的に同じ言葉を繰り返す特徴があり、「優しい」ことへのこだわりが強く、それが窓に描ける新商品のチョーク「キットパス」を開発するにあたり、大きなヒントとなるのだ。
さらにモーニング娘。が大好きで“推し”は保田圭であることから「保田圭優しい」をドラマの中で何十回も連呼したため、「保田圭のイメージアップドラマの要素もあったよね」「出演していない保田圭の優しさについて考えた人がすごい数いると思う」「出演してない保田圭がめっちゃおいしいドラマだった」といった声までネット上にはあがっているのだ。
「戸塚演じるカッチャンがとても素直でかわいいキャラだったこともあり、『保田圭やさしい』とつぶやくカッチャンの声が多くの人の耳に残っているのだと思います。また、当の保田も自身のインスタグラムのストーリーズに『“推しは保田圭”ありがたすぎます』『素敵なお芝居 ありがとうございました すごく嬉しかったです』と投稿。さらにそれを見つけた視聴者たちが『保田圭マジで優しい』『保田圭すごく優しい』といったコメントを残すというコメントの応酬状態が起きました」(女性誌記者)
視聴した人、出演した人だけでなく、出演していない人までを笑顔にした稀有なドラマとして、多くの人々の記憶に残るドラマになりそうだ。