あなたは、どんな問いかけ方をされたら「そうね」と自然にうなずきたくなりますか? 人が納得しやすい会話には理由があります。気になるカレを誘い出したいときに、押さえておきたい3つの会話術を紹介しますね。
■フット・イン・ザ・ドア・テクニック
日本語では、「段階的手法」と呼ばれるテクニックです。最初は小さなお願いをして承諾してもらい、相手の反応をみながらどんどん大きな説得につなげていくというものです。
例えば、カレとはまだ知り合ってLINE交換をしたばかり。ならば、好きだからといっていきなり「付き合って欲しい」なんて話したら、ドン引きされる可能性大ですよね。それよりも、まずはグループでのBBQに誘って、次はふたりだけのランチデートにもっていく……。こうした自然な流れを作り出すのが、このテクニックのいいところです。
■ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック
日本語では、「譲歩的要請法」というやり方です。まずは、「今度の週末に温泉旅行でも行かない?」などと、絶対に無理そうな誘い方をしてみます。実際にノーと言われたら「冗談、冗談。近くに素敵なカフェを見つけたから、よければ行ってみない?」と、本当の誘いをするのです。
こうすると、男性のほうは「大きな誘いは断っちゃったから……」という引け目から、小さな誘いにはのってくれる可能性が高まるのです。
■ロー・ボール・テクニック
これは、まずは相手の条件に見合う案を提示して納得してもらうという手法です。例えば、カレがお酒好きなら「週末に日本酒試飲会というのがあるの。チケットがあるけどよければどう?」と、ドンピシャな誘い方をしてみるのです。
こんなことを言ってはなんですが、最初からあなたが本当にチケットを持っている必要はありません。「一緒に行こう」となってからチケットを入手してもいいですし、できなかったら似たような何かに変更をしてもらえばいいのです。
これら3つが、気になるカレを誘うときの手法です。相手の性格や相手との距離感などによって、意識的に使い分けてみるといいですよ。知っておくとなにかと便利な心理テクなのです。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。自己肯定感アップ術や詩作、色彩心理学を通したセラピーの他、姿勢改善や呼吸法、ストレッチやダイエット術など心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCとしても活躍中。