脳科学者・茂木健一郎氏が9月11日までに自身のX(旧ツイッター)を更新し、渦中のジャニーズ事務所にまつわる持論を展開している。
同氏は「ジャニーズにだまされないでほしい。人生がもったいないし、人生の時間が無駄になるから。ジャニーズはほんものじゃないし、あなたのためでもない」と書き出し、その後も同事務所や、所属タレントに対する「感想」を連投した。
「ジャニーズにだまされる人は、芸術の教養が根本的に欠けている。クラシックからロック、ポピュラーまで、音楽のほんものに触れていれば、SMAPや嵐には騙されない。ジャニーズを聴くんだったら、モーツァルトやビートルズ、ボブ・マーリーを聴いた方がはるかに深く世界に通じる教養が身につく」とし、SMAPや嵐の楽曲は“ホンモノ”ではないという。
さらに「『世界に一つだけの花』だって、SMAPの楽曲じゃなくて、槇原敬之さんの楽曲だ。槇原敬之さんの生き方、人間性があってこそあの歌の詞、メロディが生きてくるわけで、SMAPが歌っても、それは偽物でしかない」と指摘するなど、“熱弁”を続けた。
「クラシックを始めとする“音楽のホンモノ”と比較し、SMAPや嵐の楽曲をこき下ろす格好となった一連の投稿ですが、過去の茂木氏の投稿と矛盾する点があるとしてツッコミも殺到しています。茂木氏は9月6日にも『国民的アイドル、という考え方自体が、キモい』と綴っていますが、2016年8月の投稿では『SMAPのみなさんとは、個別に、あるいはSMAP全員の方と、何度か現場をご一緒したことがありました。とても礼儀正しく、才能にあふれていて、すばらしい方々だと思いました。まさに国民的アイドルの名に、ふさわしい存在です』と、SMAPを“国民的アイドル”とベタ褒め。また、14年12月には『昨日の嵐のステージを拝見して、“アイドル”のあり方が、ここまで宇宙的スケールの、サイバー・アート的進化を遂げていたかと、大いに感銘を受けた次第です』と今度は嵐のパフォーマンスを絶賛していました。時間の経過はあるものの、あまりに対照的な見解とあって『多重人格か?』との声も出ています」(テレビ誌ライター)
当時は私もジャニーズにだまされていたという、潔くも深いメッセージを込めた今回の連投だったのかも。
(木村慎吾)