徹夜や夜更かしを続けて睡眠リズムを崩してしまうと、午前中から午後にかけての時間、とても眠くて耐えられませんよね。
こうなる原因でよくありがちなのが、平日に残業が多く、いつも深夜の帰宅になってしまうという人が、さらに深夜に食事をすることで寝付きが悪くなり、朝方まで眠れないまま出勤を迎えるパターン。
これを単なる“夜型生活”になってしまったとタカをくくるのは要注意。こうした生活を続けていると、次第に脳内時計がずれはじめ、改善しようと思ったときにはとても時間がかかってしまうといわれています。
こうした状態を改善するためには、いったいどうすればいいのでしょうか。
まず試したいのは、睡眠量をしっかりとること。午前中眠いということは、基本的に睡眠量が足りていない証拠。まずは一度早く寝る日を作って、元の生活に戻すことを心がけましょう。
では、それでも治らない場合はどうしたらいいのでしょうか。ある睡眠クリニックでは、次のような治療法が行われています。
それは、残業時にはサングラスをして作業をし、食事や入浴も工夫して調整。休日もできるだけ明るい場所で朝食をとるなどして調整をし続ける方法です。実際にこうした治療を続けることで、結果、日中の眠気がなくなり寝付きもよくなったケースがあるそうです。
睡眠リズムを整える基本は、夜、寝る時刻に備えて早くから光を浴びないようにし、朝は思いっきり光を浴びて、脳にメリハリをつけさせるのがポイントだとか。ただし、日中の眠気は、睡眠時無呼吸症候群などの病気が引き金となっているケースもあるので、よほどの場合は専門医に診てもらうことをオススメします。