体調がよいときって、肌もキレイになっているような気がしませんか?
資生堂が20~60代の女性に実施した調査では、74%が「肌とカラダと心のつながりを感じている」と回答。また、72%が「キレイになるために内側から整えることが必要だ」と感じていることも分かりました。多くの女性は、肌のキレイさは心身とつながっていると、無意識にでも知っているのかもしれませんね。
資生堂は2023年に51周年を迎えた「ベネフィーク」のコンセプトをリニューアルし、「ベネフィーク セラム」という新しい美容液を発表するイベントを開催。その際、ベネフィークブランドマネージャーの伊藤成彦さんは、「ベネフィークは、東洋の知恵と大地の恵みを肌へと巡らせ、その人が願う個性や美しさを叶えることを提案してきました。さらに、対処的ではなく、肌やカラダ本来の働きを高める東洋の知恵で、循環をよくする植物の力と根本的な美しさを大切にしてきました」と語り、ブランドの新コンセプトである“肌・からだ・心、すべては美につながっている。この一瞬から、一生揺るがない美しさへ。”について解説していました。
東洋の知恵に関連して、イベントに登壇していたプレシャスライフ・ラボ会長の薄井理恵さんは「西洋医学は病名にもとづいて投薬や手術のようにダイレクトにアプローチする医学であるのに対し、東洋医学は病名のつかない医療にも対応し、または病気にならないようにする予防を含め、心とカラダをホリスティックに治療する医学です。ひとつの症状にフォーカスするのではなく、ヒトの持っている自然治癒力を引き出し、心とカラダのバランスを整えてお肌まで潤すことを可能にするのです」と解説していました。
これに対し、美容エディター・ライターの松本千登世さんは「悩みや不調が肌に出たら、それを一つひとつ解決するのではなく、根本から見つけて対応する。言葉でいうと、トレンドである『ウェルネス』にあたるのではないでしょうか」と話していました。
今の美容トレンドは、肌だけに目を向けるのではなく、心身共に不調を見つけ、トータルでのウェルネスを目指すことがポイントになってきそうです。
ちなみに、ベネフィーク セラムには、ナツメエキスなどの大地の美容成分と、オレンジエレメントという天然精油である大地の香気成分が配合されています。透明ジェルの中に入っている赤い粒の美容成分が肌にのせた後にはじけ、時間差によって浸透する仕組み。角層細胞一つひとつをふっくらと潤し、長時間潤いが持続するのだとか。
松本さんは本商品を使用した感想として、「最もおもしろいと思ったのは、テクスチャと香りがスキンケアの時間の流れとともに気持ちよく進むこと。時間を楽しめるので、朝使うと夜も、夜使うと翌朝も、そうして毎日使いたいなと、心地よさがつながっていく感覚です。調子いい肌がつながっていくという感覚でした」と語っていました。
最近では、天然の成分や香りを含む美容液などは増えていますが、松本さんのように、それらをスキンケアタイムで心地よく実感できるかどうかで心身が受け取るものは変わり、トータルでのウェルネスにつながっていくのかもしれませんね。
この感覚、今後の美容法にぜひ生かしていきたいものです。