「残酷な天使のテーゼ」「魂のルフラン」「淋しい熱帯魚」「愛が止まらない」などの作詞家と知られる及川眠子氏と「歌える!J‐POP」シリーズ(NHK BSプレミアム)の長尾賢治プロデューサーが「X」上で交わしている投稿が注目されているようだ。
12月25日に及川氏は、2018年に新潟市で起きた当時小学2年生の女児殺害事件で、殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われた被告の無期懲役が確定したことを受け、「こういう人間はたとえ死刑を執行されなくても、絶対に社会に出してはいけない」と自身の考えを投稿。及川氏はこの事件の記事を貼り付け、「無期懲役? 仮釈放の可能性もあるってことか」と言い、「他の国に倣っての死刑制度反対の声がたくさん上がっているが、こういう人間はたとえ死刑を執行されなくても、絶対に社会に出してはいけない。税金を使ってでも閉じ込めておくべき。なので私は、死刑制度賛成派」と持論を展開。この投稿に対し長尾氏が「今は、無期懲役で出られるケースはほとんどないらしいですよ」とのコメントを寄せると、及川氏は「たとえ社会に出られなくても、いつか死刑を執行されることとの、恐怖の度合いが違う」とし、「被害者に与えた以上の恐怖を日々味わうべき。それしか懺悔につながる道はないと思う」と言及。この私見に対し長尾氏は「例え、思っていたとしても『公人』的な影響力がある方なので、めちゃくちゃ乱暴な意見だと思います」とコメントを寄せた。
「ネット上には及川氏の意見に同調する声が続々とあがっています。と同時に、“そもそも新潟の女児殺害事件に対し、男性と女性で受け止め方がまったく違うのではないか”、“持論を展開せずにはいられなかった及川さんの気持ちがよくわかる”、“子どもが被害にあった性犯罪者は許せない”、といった声もあがっています」(女性誌記者)
日本の死刑制度は今後どうなるだろうか。