能力が低いのに上から目線で接してくる人、あなたの周りにいませんか? 実は、そういう人って、能力が低いからこそ高圧的な態度に出てしまうのかもしれません。その理由を詳しくみていきましょう。
■ダニングクルーガー効果による言動かも!?
心理学には、「ダニングクルーガー効果」というものがあります。これは、自分の能力が低いために正しく評価ができず、自分には能力があると思ってしまうことをいいます。また、同じく能力がないために、他人に対する評価も正しくできないため、自分の方が能力が高いと錯覚してしまうこともあります。これを聞くと「あぁ~」と納得してしまいますよね。
■能力が低い人に対する接し方とは?
自分を過大評価し、他人を過小評価する。こんな人が上司だったらと思うとゾッとします。ですが、実際に社会の中ではこういう人に出会う機会は少なくありません。こんな人にはどう対処すればよいのでしょうか。
相手がとくに近しい関係でない場合は、放っておくのが一番です。相手はあなたのことを正しく評価できないため、「あなたの能力はこの程度だよ」と伝えると、ただ嫌がらせをされたと逆恨みされる可能性があります。
相手に変わって欲しいと思うのであれば、相手の能力をデータで分かるように提示してあげるとよいでしょう。相手は最初こそ戸惑って認めないかもしれませんが、少しずつ現実を受け止めて成長してくれるかもしれません。
■相手へのストレスを減らすにはどうすればいい?
なぜかいつも上から目線で話してくる人って、好きにはなれませんよね。でも、相手がこのタイプの人だと分かっていると、「仕方ないなぁ」と許せる気がしませんか? その方がイライラする時間を減らせて、メンタルヘルス的にも安全ですよ。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。