女優のソフィア・ベルガラが、自身の2つの受精卵から訴訟を起こされているようだ。元婚約者ニック・ローブは昨年、2人が交際中に保存した受精卵をソフィアが破棄するのを防ぐべく裁判を起こしていた。
しかしここにきて事態は変わり、2013年に作られた「エマ」と「イザベラ」と名付けられた受精卵の代理として、生存権を巡る訴訟がソフィアに対して起こされているとニューヨーク・ポスト紙が報じている。
妊娠中絶合法化に反対し、冷凍保存された受精卵に対しても特別な法的保護を推進しているルイジアナ州の裁判所に提出されたこの訴訟には、ソフィアやニックとの関係については不明なものの、ジェームズ・カーボネットという名が受精卵の「管理人」として原告のリストに名を連ねているという。
裁判所に提出された書類には、まだ生まれていないという理由でエマとイザベラという受精卵のためにルイジアナ州で用意された信託を相続する権利を奪われたと記載されている。
この訴状ではソフィアに対し、代理母に移植するためにニックが受精卵を受け取ることを求めており、生まれた子供たちにはこの信託によって医療費や教育費が支払われるとされているほか、ソフィアの親権の取り消し、ニックの裁判費用の支払いなどが求められているようだ。
ジョー・マンガニエロを夫に持ち、過去のパートナーとの間に24歳の息子を持つソフィアとニックは2013年に2人が受精卵を作った際、ビバリー・ヒルズのアート・リプロダクティブ・センターで相手の同意がなければ受精卵を使うことはできないという契約書にサインをしていた。
しかし今回の新たな裁判の中で、その契約書には2人が破局した場合のことが記されていなかったため、無効にするべきだとの訴えが含まれているようだ。
ニックは以前、受精卵を守るためにカリフォルニアで裁判を起こしていたが、今週に入りその訴訟を取り下げたと報じられている。その理由はソフィアの弁護団がニックに対して求めていた、妊娠中絶したとされる2人の過去の交際相手の名前を明らかにするという要求を裁判官が聞き入れたことにあり、ニックはその決定に対して上訴したようだが、結局棄却されていた。