お笑い界にとどまらず、様々な著名タレントに暴言を放ちまくっているお笑いコンビ・霜降り明星の粗品。ネットではその“芸風”に対するアキレと嫌悪の反応も蓄積してきているが、そうした現状を以前より危惧していた人物がいる。
そもそも、4月12日に放送された「酒のツマミになる話」(フジテレビ系)で、粗品は2019年まで吉本興業の大先輩だった元雨上がり決死隊・宮迫博之を「おもんない」「もうアイツ(吉本を)辞めたんやから、先輩ちゃう、あんなもん」などと公然と批判。その後、宮迫がYouTubeから「コラボしましょうよ、粗品くん」と反応し、握手を求めたが、粗品は「何で行くねん! あっちは素人さんやから」と一蹴するなど、相手にせず…。また、その標的は芸人以外にも飛び火しており、俳優・木村拓哉については、過去にテレビ局内の廊下で遭遇し、立ち止まって挨拶するも、「無視をされた」と暴露。しかも、その際の自身と木村の身長差から、木村の公称である176cmを疑問視し、「たぶん、キムタク、161cmとか?」とイジったのだ。
そのほかにも、King & Prince(永瀬廉、高橋海人)の新会社設立を「ダサい」「節税目的」と口撃したり、5月29日のYouTubeでは「筋肉ムキムキでおもろい芸人、1人もおらん」とも断言。一部では、これが“ダウンタウン・松本人志への宣戦布告”とする指摘まで出ている。
今や“無敵状態”の粗品だが、その自信満々で“上から”な芸風を支えているのは、芸人史上初の「M-1グランプリ」と「R-1グランプリ」の2冠を達成した輝かしいキャリアだろう。
「絶対的なお笑い能力への自信から、多方面に毒を吐き続ける粗品ですが、実は5年前から、彼の“生意気な人間性“を危惧し、警告していた人物がいます。19年3月、粗品が前年度のM-1に続き、個人でもR-1を史上最年少で制した瞬間、さまぁ~ず・三村マサカズは自身のXから『私の中では、今回のR-1グランプリ。粗品が優勝なのだけど、私は粗品以外がよかったと思いました。なぜなら、粗品。へんな風になっちゃうよ。霜降り明星と飲んだりしての感想かな。粗品。へんな風になっちゃダメだぞ』と投稿。プライベートで粗品と飲み交わす中で、将来的に“尖る時期”が来ることを予言・忠告しているかのような内容となっています。その後の更新では『粗品。おめでとう!』とも祝福していますが、若くしてトロフィーを積み重ねることで、さらなる“生意気化”が助長されてしまうのを5年前から心配していたのでしょう」(テレビ誌ライター)
現在の粗品の暴走には、三村も“だから言ったのに…”という思いかも?
(木村慎吾)