6月11日に放送された「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に出演したお笑いコンビ・オードリー若林正恭が、飲食宅配代行サービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」で配達員のアルバイトをしていることを明かし反響を呼んでいる。
昨年末から60~70件ほど配達したというが、気付かれたことは1度だけだったそうで、「(配達員としての証明)写真が、テレビ局のメイクとかしないと、まぁまぁ45歳の配達員なんですよ、オレの顔って」と自虐。芸能人としてヘアメイクをして整えないと、世間が知っている「オードリー若林」には見えないと説明した。
配達員のバイトを始めたきっかけは、実はダイエットや体力作りのために夜の公園を1時間、自転車で周っていたそうなのだが、それに「飽きた」から。バイトを始めてみると「灰色だった街がカラフルに見えるんですよ。絶対にそこに行かないといけないっていう、手応えが半端ないんですよ」と、世界が変わって見えたと目を輝かせた。
また、配達先から「BADボタン」を押され、「配達員として悪い」と評価されたこともあり、その理由がわからず、10年以上フードデリバリーをしている後輩に相談したことも。「『渡すところ一連やってみてください』と言われて、やってみてお辞儀をする姿を見た後輩から、『(若林の)顔を上げたままのお辞儀は芸能界でしか通用しないんですよ』って言われたんですよ」と、腰は曲げても顔は上げたままの挨拶は、一般的な常識では「失礼」にあたることを知り、芸能界と世間一般の「常識の違い」に戸惑ったと告白。「それから芸能界の挨拶、ずっと観察してたんですけど、(顔を下に向けて)面ごと下げる人は阿佐ヶ谷姉妹しかいなかった」との若林オリジナル調査の結果を報告して、スタジオの笑いを誘ったのだった。
「ネット上には『ウーバーイーツの配達で学んだこと、気付いたことを丁寧に話す若様の真面目さが好き』『どこにいても何をしても学びと気付きがある若林。自分がこの人に好感を抱いている理由を再確認できた』『やっぱり芸能人のヘアメイクってすごいんだね。若林もヘアメイクをしないと別人なんだと知ってなんか驚いた』『若林の著書“ナナメの夕暮れ”に、自分の生きづらさの原因のほとんどが、他人の否定的な視線への恐怖で、その視線を亡きものにするためには、まず自分が“他人への否定的な視線”をやめるしかない、と書いてあったけど、このウーバーのエピはまさにそれ。すごいなー若林。親近感湧いた。あたしも動いてみるよ』といった声があがっています」(女性誌記者)
“人見知り界の救世主・若様”こと若林の「バイト告白」は、多くの人々に刺さったようだ。
(津島修子)