嵐・松本潤は高校生にして周囲にタクシー代を手渡すほどの面倒見の良さがあったという。6月17日に放送された「しゃべくり007」(日本テレビ系)では、松本と同じ高校に通っていた女優・上戸彩が登場し、当時の太っ腹なエピソードを紹介している。
中学の頃からアイドルとして活動していた上戸は、2001年放送のTBS系ドラマ「3年B組金八先生」に出演して一気にブレイク。芸能コースがある堀越高等学校での単位取得が追い付かなくなるほどの多忙なスケジュールとなった一方、実家はあまり裕福ではなく、1パックの納豆をフワフワに混ぜて家族で分け合っていた食事事情なども明かされた。
そんな上戸の“しっかり者”な一面をぶっちゃけたのが、スタジオにサプライズ登場した高校の同級生・まいさんだった。
上戸が1年生だった当時の堀越高には、すでに嵐として売れっ子だった松本が3年に在籍しており、まいさんは「潤くんが取り仕切って、(学生同士で)色々と集まる会を作ってくれていたんです」「女の子が多いと、『危ないから気を付けて帰りな』ってタクシー代を皆に出してくれてた」と、まだ学生の松本が他の生徒に帰りの交通費を渡していたという。
さらに「皆で“ありがとう”って言って貰ってタクシーで帰るんですけど、彩は徒歩で帰ってました」と上戸だけはその1万円を使っていなかったと暴露。これに上戸は「1万円がほしかった」と素直に認め、「その後も松潤に何度も返すチャンスがあったんで、舞台を観に行ったときに『あの時はありがとう』って返そうと何回も挑戦したんですけど、受け取ってくれなかった」と、松本の男気が伝わるやり取りを振り返ったのだった。
「松本といえば、事務所の後輩や交友タレントとの食事の場でも、毎度のように全額を支払うことで知られています。また、プライベートで親交があるお笑いコンビ・千鳥の大悟が松本の自宅を訪れた際に『このスカジャン、かっこいいやん! くれよ』とダメ元でおねだりしたところ、50万円もする高級品にもかかわらず、あっさりとOKしてくれたというエピソードも。主演映画『陽だまりの彼女』の打ち上げでは、大阪のホテルに全スタッフを招待し、高級ワインを振る舞ったという豪快伝説もあります。どうやら、その太っ腹なスタイルはすでに高校時代から確立していたようですね。今回、上戸が明かしたエピソードには『男前すぎてビビる』『高校生でタクシー代渡すとかヤバいな』『リアル道明寺司』などと松本への絶賛が集まりました」(エンタメ誌ライター)
松本からすると、徒歩で帰宅した挙げ句、渡したタクシー代を返そうとする上戸の誠実な姿勢にむしろ感銘を受けていたかもしれない。
(木村慎吾)