一部では櫻井翔の「政治家適正」を判断するために、櫻井を政治の世界に担ぎ出したい人々がこぞって視聴しているという噂も。新ドラマ「笑うマトリョーシカ」(TBS系)である。
43歳で厚生労働大臣に就任した清家一郎(櫻井)が秘書の鈴木俊哉(玉山鉄二)に操られているのではないかと、疑念を抱いた新聞記者の道上香苗(水川あさみ)が、2人の関係や素顔を調べて明かしていくヒューマン政治サスペンスに、視聴者からは、「引き込まれた」「次回が楽しみ」といった好感触な声がネット上にあがっている。
中でも若くして人気政治家・清家を演じている櫻井には、今年1月期に放送された主演ドラマ「大空港占拠」(日本テレビ系)で演じた正義感の強い熱血漢・武蔵三郎のようなキャラより、今作で演じている裏に何かありそうな政治家役のほうが「似合っている」という声が目立つのだ。
理由の1つとして、櫻井が今年3月まで出演していたアフラック生命保険のCMで言っていた「悔しいですよね…」のセリフを挙げている人がネット上には多く見受けられる。「悔しい…ですよねって、アフラックのCMで言ってた時から、表の顔と裏の顔がある政治家役とか似合うだろうなと思ってた」「悔しいですよねってセリフが、あれほど上っ面だけだと感じさせてくれる人はほかにいないよね。そういう意味で清家一郎役は適役」「裏に何かある感じというか、言ってることと本心が違う清家一郎に櫻井翔は適役だと思う。すでにアフラックのCMで『悔しいですよね』って建前オンリーのセリフが似合うことは立証済みだから」など、オンエアされていた当時から違和感を覚えていた人々が、ここぞとばかりに共感を分かち合っているような反応が目立ったのである。
「6月30日放送に第1話のリピート放送があり、おまけ状態で放送された、櫻井、水川、玉山の3人による“現場トーク”では、玉山から『闇がありそう』と指摘された櫻井が『ないない』、水川も『ない』と笑っていましたが、実は、世間は玉山と同じような気持ちで櫻井を見ているのかもしれません」(女性誌記者)
劇中で「AIのようで中身がないみたい」と評される一郎役が非常に似合っている櫻井。もしかするとこれまでの各種主演ドラマより、今作のほうが代表作として推されるようになるかも…。
(津島修子)