サッカー日本代表MF遠藤航が「サッカーIQの高い選手」を聞かれ、所属するリヴァプールから3人、そして、日本代表で共にプレイする日本人選手1人を挙げている。
昨年8月より英国の名門リヴァプールへ加入した遠藤は、31歳という年齢ながら、闘志剥き出しのプレイで主に守備面でチームに貢献。昨季チームを率いた名将ユルゲン・クロップからもそのハードワークぶりを高く評価され、シーズン終盤には重要な大一番で先発起用される回数が飛躍的に増加していた。
そんな遠藤が7月9日までに配信された「ABEMAスポーツタイム」(ABEMA)にVTR出演し、「サッカーIQが高い選手は誰か?」との話題で、日本代表チームからは同ポジションの守備的MF守田英正の名を挙げた。
「サッカーに対して凄く真面目だし、戦術もそうだし、どうやったらギャップが生まれるのかとか、ビルドアップはこうした方がいいとか、守備はどうやったらハマるのかとかを、常に僕と話す。色んな選手とも(戦術の)話をしてるので、本当にサッカーが好きなんだなって」と守田の“戦術オタク”ぶりを明かすと、「僕は一緒にプレイしてる時間が長いので、やりやすいっていうのはありますし、感覚的にも“こうしたら、こう”みたいなのがピッチ上で共有しやすい」と価値観も近いのだという。
また、ワールドクラスの名手が集まるリヴァプールでは3人の選手を“IQプレイヤー”に選出。「トレント・アレクサンダー=アーノルドとか、エリオットとかは結構賢いかなと思いますね。あとはマカリステルとかももちろん。みんなIQは高いと思います」と話し、サイドバックや中盤をハイレベルにこなせるイングランド代表DFの名前や、アルゼンチン代表のゲームメイカー、アレクシス・マカリステル、そして、弱冠21歳の神童アタッカー、ハーヴェイ・エリオットの戦術理解度にも驚かされたという。
「とはいえ、プレミアリーグ屈指のメガクラブである以上、リヴァプールに在籍し、試合に出場できている時点で、遠藤を含め全ての選手がハイレベルなのは間違いないでしょう。一方、守田については『日本代表でサッカーIQが最も高い選手は誰?』という質問に対する“1位”の指名なので、同じ代表プレイヤーとして突出した何かを感じたのかもしれませんね」(スポーツライター)
遠藤にアツい信頼を寄せていたクロップ監督が今夏に去り、新シーズンからはアルネ・スロット新監督が就任するリヴァプール。新たな体制下でも遠藤の良さが発揮され、ポジション争いに打ち勝てるよう、引き続き日本からエールを送りたいところだ。
(木村慎吾)