ミキティの相性で知られるタレントの藤本美貴さん。最近ますますテレビに出ずっぱりで人気ですよね。モーニング娘を脱退し、結婚してからもタレントとして活躍していて、男女のどちらからもモテている印象です。そんな彼女の魅力は、大人な女性の恋活にも役立ちそうなことがけっこうある気がします。
まず、顔立ちですが、とても整ってバランスのいい“好かれ顔”です。このあたりは、もともとの顔立ちが美しいという生まれ持っている部分なのですが、私たちもメイクで真似ができそうです。ナチュラルなピンクベージュを基調とした奇抜ではない色づかいで、ふんわり優しい感じにしているのが成功していると思います。加えて、頬をシャープに見せるのではなく、ふっくらするようにメイクをするのもミキティ流です。
そして、その美人顔をより美しく見せているのは、自然な笑顔です。笑顔にはいくつか種類があります。「ひとまず笑っておこう」という体裁を整えるための笑いや、なんとか相手から好かれようとする媚びた笑顔。でも、彼女の笑顔はそういうネガティブ要素を感じさせません。堂々と素直に笑っているのです。
目は泳ぐことなくまっすぐ相手を見ていますし、無理に笑っている人特有の引きつったような表情はしません。口を大きく開けて「あはは」と心から笑っているんですよね。この“心からの笑顔”というのが、彼女の顔自体の美しさを2~3倍増しにしていると思います。
最後は話し方です。これまたとても堂々としていて、素直に包み隠さず話している様子が伝わってきます。声のトーンも安定していて、嘘っぽい人にありがちな不安定な囁くような声色は一切使いません。どんなテーマでも自分の意見をはっきり持って話している。「やりたいことはやる、嫌な事は嫌」という一貫性を感じます。
出る杭は打たれるといいますが、出過ぎた杭は打たれない。ミキティは正義感の強い、曲がったことが嫌いな“出過ぎた杭”であり続けているような気がします。そこが、男女どちらからも好かれる理由なのではないでしょうか。
最初の話に戻りますが、人の生き方はやはり表情に強く表れていると思うのです。心は必ず外見に表れる。ミキティの魅力は、内からにじみ出ているものなのではないでしょうか。
心の部分なら、私たち誰もがマネできることですよね。信じた道を貫く。筋の通ったことしかやらない。楽しいときは思いっきり笑う。素直に自分を自己主張する。これらを真似すれば、自分らしく魅力的なその人なりの“モテ美人”になれるのではないでしょうか。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。自己肯定感アップ術や詩作、色彩心理学を通したセラピーの他、姿勢改善や呼吸法、ストレッチやダイエット術など心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。食育インストラクターやパンシェルジュ(パンの資格)を持ち、恋に効くモテボディのためのレシピも考案。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCなども。インスタ「恋に効く詩の世界」が人気。藤本美貴の著書「自分婚」にコラムを寄稿。