必要最低限の食料備蓄を確保しておくことは大切ですが、「これがあればもっと安心」というものをプラスしておくと、大変な時期を乗り越える力にもなります。最低限の物資を準備したうえで、次のような備蓄品も検討してはいかがでしょうか。
■青汁などの粉末野菜飲料
冷蔵庫の中の生鮮食品を傷まないうちに食べ切ると、気になってくるのが野菜不足です。そんなときに青汁などの野菜飲料を取り入れることができると、健康面の不安を軽減しやすくなります。粉末タイプは水に溶かす必要があるため、普段から野菜ジュースを飲む習慣がある家庭では、紙パックやペットボトルの野菜飲料をローリングストックしておくと安心です。
■大好きなお菓子
普段からよく食べているお菓子は、心の栄養としても大きな役目を果たしてくれます。日持ちしないものでも、普段からよく購入しているものはローリングストックの形で常備しておくのがオススメです。大変なときにホッと一息つくことができると、前を向いて進みやすくなりますよ。
■子どもでも食べやすいシリアルやコーンスープなど
非常食が子どもの口に合わないと、食べさせるのに苦労するかもしれません。非常時だと理解して適応できる年齢ではない子どもがいるなら、とくに普段から食べ慣れているエネルギー源を常備しておくとよいでしょう。シリアルなど、普段の食事にも取り入れて食べ慣れておくことができるものがいいですね。
備蓄品で過ごす時間が長い場合は“心が安らぐ食事になるか”も重要なポイントです。命を守るのに必要なものを検討したら心のゆとりにも焦点を当て、自分にとって家族にとって“あるとうれしい”ものも加えてみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)